やさい通信
2006年2月17日(金)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
E-mail:yasai@din.or.jp 
Home Page: http://www.din.or.jp/~yasai/
 


本日の「私のやさい畑」は、下記の6品目です。 
   小比企町の鈴木さん    
     館町の田中さん       
      百草の由木さん     
ねぎ
ミニレタス
サラダほうれん草
いもがら
小松菜
ごぼう


いもがら


  ずいきを干したものです。昔ながらのやり方で天日で丁寧に干したのもです。生鮮野菜ではないので申しわけない気もしますが、その美味しさに毎年楽しみにされていらっしゃる方もいらして、田中さんが作ってくれます。

 水で戻し油揚げや椎茸、高野豆腐、こんにゃく、にんじんなどと煮物にします。ごま油で醤油味の炒め物や、みそ汁、吸い物の具にします。和えもの、酢の物にも合います。、昨年でしたか、何度もゆでこぼしをしてあく抜きをした方が良いようなことを「やさい通信」で書きました所、そのようになさった方から、溶けてしまった旨、ご連絡いただきました。申し訳ないことをいたしました。

 そんなに何度もあく抜きをしなくとも、水に浸して戻しただけで殆どあく抜きしないで使えます。気になるようでしたら1度ほどゆでこぼしてあく抜きをします。ビタミンB類、カルシウム、鉄、カリウム、マグネシウム、亜鉛、銅、食物繊維などが豊富です。生の野菜にはない干し野菜の旨みがあります。
 
 まだまだ寒い日が続いていますが、春にむけての準備が畑では進められつつあります。季節の切り換え時期になりますと野菜の種類が少なくなります。そんなときに乾燥ものですが、一光になります「いもがら」です。お召し上がりください。

サラダほうれん草


  茎が赤いのでサラダの彩りに深みを添えます。緑の色も深い緑ですので落ち着いたサラダを演出します。高尾町の大野さんから、とてもおいしく生でバリバリ食べましたと「おたより」いただきました。食べるたびに何度もホッペが落ちたとおっしゃってくださいました。又、そんな思いをしていただくと嬉しいです。



 先週、工事終了の検査を受けた後にホテルを改ざんしていた東横イン社長のコメントが、酷いものだったと書きましたが、これをお配りしています最中に、深々と謝罪をいている姿をテレビで見ました。誰もが使いやすい、暮らしやすい街ということに対する認識があまりにもないので、そんな人に社長になって欲しくないと思いました。



 アメリカ牛の輸入がストップしています。アメリカ産牛肉に特定危険部位の背骨が付いていたものが見つかったからです。輸入再開から1ヶ月ほどで停止です。アメリカ牛肉が大量に市場に出回る前に発覚して良かったのではないかと私は思います。検査は抜き打ちに的に行うだけだと聞いていましたので、良く見つけてくれたという思いもします。

 輸入再開にあたってアメリカ牛に安全の担保は在りませんでした。政治駆け引きにされた牛肉で市民の健康が害される恐れもありました。アメリカではBSE検査がずさんであること、豚や鶏に牛の肉骨粉を与えていることから、鶏糞に混ざった肉骨粉を牛が食べることが予想されるなどの不安が解消されないまま、再開に踏み切った結果です。

 テレビで何の番組だったのでしょうか見ました。イギリスで10代半ばでBESに感染して亡くなった女性の両親が「BSEに感染するのが50万人に一人だと言われても自分に降りかかればそんな数字は意味をなさない」と言ったような発言だったと記憶していますが、誰がその一人になるのかわからないのです。

 政府の対応が如何にずさんかを物語る出来事でした。食品安全委員会は政治駆け引きに翻弄されては意味がありません。中立の立場で結論を出すべきです。本当に誰が真剣に食の安全を考えるのでしょう。BSEに感染したら自己責任だなどと言われたくありません。安全を確保するのは政府の最重要な仕事のはずです。