やさい通信
2006年1月27日(金)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
E-mail:yasai@din.or.jp 
Home Page: http://www.din.or.jp/~yasai/
 

本日の「私のやさい畑」は、下記の6品目です。 
   小比企町の鈴木さん    
    館町の田中さん      
ねぎ
白菜
ターサイ
ミニレタス
大根
ほうれん草

白菜


 小さな白菜です。小さいながらも厳寒に立ちつくしていた白菜です。旨みが凝縮しています。なべものにすると大量の白菜が食べられます。1個があっと言う間になくなります。暖かいしお腹の中まで暖まります。暖房かキリキリと効いている中で氷り菓子を食べましたが、やはり体が冷え切ってしまいました。いくら部屋を暖めても体は冬体質になっていることを実感しました。

 柔らかく煮込んだ白菜は風邪予防になります。炒め物にするときはシャキシャキとした歯触りが残っている程度に火を通した方が美味しいのですが、なべものや煮込み、スープの時は、とろけるくらいに煮込んだものが私は好きです。

 今年は手袋をして歩いています。ずっと何年も使ったことがなかった手袋を探し出してはめました。寒さ厳しい中です、栄養をたっぷりとってご自愛ください。
 ねぎ


 ねぎは常備菜です。生産者も1年中切らさないように植え付けています。ねぎスープは風邪のひきはじめに効果があるような気がします。

 ねぎの白い部分をみじん切りにして鍋に入れ、味噌を加え、湯を注いでよく混ぜ、沸騰させ熱いうちに飲みます。しょうがのしぼり汁を加えるときもあります。生姜湯やカリン湯など甘いものではないのを体が欲したとき、風邪とは関係なく時々飲みますが、体が温まります。

 ビタミンA、カルシウム、カリウムなどが豊富に含まれています。栄養価の高いのは青葉のほうで、白い部分にはビタミンAは含まれてません。薬効があるのは白い部分です。

 薄く刻んで水にさらし、よくしぼって、おかかをかけ、ゆず酢などをかけて食べます。簡単な一品になります。

新年会


 1月28日は新年会です。事務所で行われます。是非ご参加ください。素人ですが職員が前日から用意した食べ物が湯気を立ててお待ちしております。生産者もお見えになるので、いろいろな方とおしゃべりを楽しんでいただけます。またとない機会です。餅つきもしますし、牛乳ワインなども予定しています。家族の皆様もきっと楽しんでいただけると思います。

 揚げたての天ぷらも目玉です。丸ともや滝さんから天ぷらの食材を入れます。鈴木さんの野菜なども豊富です。
 お越しをお待ち致しております。日頃から話してみたいと思っていた生産者との語らいをで楽しんでください。参加される方はご一報ください。


 昨年、知人が癌で亡くなりました。まだ早いのにと言われれる年で行ってしまいました。それから何冊も癌に関係する本を読みあさっています。東洋医学を取り入れた治療や放射線治療について書かれているものを中心にたくさん読みふけりました。今更読んでもどうにもならないことがわかっていても読みました。

 今読んでいるのは「放射線治療の本音」(NHK出版)という本です。著者は西尾正道さんです。北海道がんセンターの放射科医です。放射線というと何となくイメージが恐いですが、手術をしない分体の負担が少なく良い面もあるという内容です。手術を否定しているのではなく、放射線治療のメリットが述べられています。

 書かれている題材は重いのですが、平易に書かれていてわかりやすく、知らなかった世界を見ました。前置きが長くなりましたが、そこに雑誌の引用があって、それが面白いのでここに書こうと思います。

 タイタニック号が沈没するときに、女性や子どもを先に救助艇に下ろすために我先に逃げようとする男達を制する言葉は、ドイツ人には「規則ですから」イギリス人には「ジェントルマンですね」アメリカ人には「ヒーローになりたくありませんか」そして日本人には「みなそうしています」と言えば何とかなるということです。思わずうなずいてしまいました。