やさい通信最新号

　人口が減少していく節目の年のようです。何でも増えるのが当たり前の時代ではなく、落ち着いて暮らしを考える時です。環境問題に真剣に目を向けなければならない時代ですし、子どもの安全が確保出来ないから警備を強化するというのではなく、子どもが安全に暮らせる街を作り上げる責任がおとなにあることを自覚しなければならない時代です。

　「食は身体を作る源」を信念に今年もより良いものをお届け出来ますように努力してまいります。地域から世界を考える、言い古された言葉かもしれませんが、地域で食糧自給を考え、地域で子どもたちが安全に遊べるようにする事の積み重ねが世界の平和を実現することになると信じています。

　先日娘夫婦と１才の子どもと犬２匹と立川の昭和記念公園へ行きました。広々としてとても気持ちよく子どもたちが自由に遊び回っていました。寒空でしたが、シートを敷いてお弁当を食べて日長過ごしました。犬が自由に走れ回れるスペースがあって、色とりどりの服を着せられた犬がじゃれたり走ったりしてました。

　凧を買って大人が大喜びで揚げました。子どもはまだ歩けないので、それを見てとてもはしゃいでいました。のんびり出来てとても良かったのですが、入園料を払って遊ばなくてはなりません。地域のなかで、こんな場所がたくさんあって自由に使えるといいのにと思いました。

　畑も田んぼも牧場もある街を大事にして、子どもたちが畑を見たり、牧場で遊んだり出来る環境がいつまでも残るように願っています。今年の初めの「やさい通信」お届け致します。

　　茎が赤いサラダほうれん草です。アクがないので生食できます。最近サラダ系が好まれますので、ある時はなるべく１品はサラダ野菜を入れるようにしています。白菜も生で食べられますので、サラダになります。お正月用に巻きの堅いのを出しましたので、今回は巻きが緩いのをお届けします。今年は何故か巻きが締まらない白菜が多いようです。

　暮れは寒さと乾きで葉ものなど畑で立ち枯れしてしまうのが多いと鈴木さんがおっしゃってました。日本海側では大雪ですが、八王子などは低温が続きで雨が降らずに土はからからでした。喉がいがらっぽかったのは乾燥のせいでしょうか。事務所の隣は中学のグランドなので風が吹くと土埃でざらざらになります。

　１月７日は七草粥を食べる風習があります。せり、なずな、ごぎょう、はこべ、ほとけのざ、すずな、すずしろの７種の草を粥に入れて焚きます。おせちに疲れた胃を爽やかにしてくれます。七草が全部揃わなくとも暖かいお粥は、また別なごちそうです。余談ですが１月６日は私の誕生日です。２００６年、よろしくお願い申しあげます。

小比企町の鈴木さん	館町の田中さん
ねぎ白菜小松菜	大根サラダほうれん草