やさい通信
2005年12月9日(金)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
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Home Page: http://www.din.or.jp/~yasai/
 

本日の「私のやさい畑」は、下記の6品目です。 
   小比企町の鈴木さん    
    館町の田中さん      
かぶ
青梗菜
サラダほうれん草と
ラディッシュ
京いも
小松菜


京いも


  たけのこいもという名で呼ばれています。竹の子のような節模様があります。地上に出た姿も竹の子に似ています。長さが60センチくらいになるものもありますので、あまり長いのはカットして適度な長さにしてお届けいたします。11月の2週目に京いもの子を入れています。今回のは、その親です。

 八頭に近い味で煮崩れしにくいので煮物にして食べます。冬が旬の野菜です。高尾町の大野さんから、子いもを入れました時に、とても美味しかったので、次回を心待ちにしている旨「おたより」いただきました。それから一ヶ月経ちました。やっとセットする事ができました。寒さも増しています。湯気の立ったお芋の煮物がよく似合う時期です。ご賞味ください。
 
サラダほうれん草とラディッシュ


  茎が赤いサラダほうれん草です。ラディッシュと組み合わせて彩りも奇麗にサラダでお召し上がりください。生でちぎってイタリアンサラダなどにすると美味しくいただけます。

 ラディッシュはかぶの様な形ですが、大根の仲間です。形が可愛らしいのでアクセントに使ったり、甘酢漬けにして食べます。

青梗菜


 
 青梗菜は緑黄色野菜です。ビタミンC、ベータカロチン、鉄・カルシウム・リンなどのミネラル分、食物繊維が豊富に含まれている栄養価の高い野菜です。特にベータカロチンはピーマンの約6倍も多く含んでいます。

 ベータカロチンは、活性酸素の働きを抑制する作用があります。 また免疫力を活性化しする力もあります。 さらにベータカロチンは、体内で必要なだけビタミンAに変化します。たくさん食べたい野菜です。

 青梗菜は油との相性が良く、炒めたり、茹でたりすることによって色付きが良くなる上にビタミンの吸収が良くなることから、炒め物やスープなどの料理に用います。青梗菜だけを炒めても充分おかずになりますが、にんじん、イカ、エビ、豚肉、鶏肉、キノコ類などと合わせて炒めても美味しいのです。

 これからはカキも良いですね。又ベーコンなどと合わせてクリーム煮もお薦めです。炒め物が主な料理方法ですが、合わせる相手で変化を楽しめる野菜です。又、手早く出来るので便利に使える野菜です。

 

 あっという間に12月になり、1年で一番忙しい時期を乗り越えました。11月は正月用品の企画に入り、人手のなさとも相まって、夜中の12時前になかなか家に帰れない日々でした。正月用の注文書もできあがり一段落です。今年も良いものを取りそろえました。おせち料理や正月の食材も安心してお使いただけるのもですので是非ご利用ください。

 お米の生産者の澤井さんが、こんな事をおっしゃってました。「子ども電話相談室を聞いていたら、何故きゃべつを潰すのと質問していた」と言うのです。生産調整の為に潰すのですが、そんなところを子どもに見せたくないですよね。

 価格維持のために食べ物を大量に破棄しなければならない社会は絶対におかしいですよね。例えば鈴木さんなどは年間50品目もの野菜を作っています。勿論ロスはありますが、経済の為、大量に潰したりしたことはありません。一品目のみしか作らない農業ですと、生活が一品目にかかってきます。ですから値段を下げたくないので調整をしなくてはならないのです。

 残念な現実がある中ですが、子どもには食べものを大事にしてと教えたいです。食べ物は体をつくり命になるのです。