やさい通信
2005年2月25日(金)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
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本日の「私のやさい畑」は、下記の6品目です。 
       小比企町の鈴木さん        
  ねぎ     小松菜
  大根    ターサイ
ほうれん草   ルッコラ


ルッコラ


 生でサラダ等でお召し上がりください。大根サラダに合わせると奇麗です。手でちぎって盛りつけます。ビタミンCが豊富で利尿作用があります。

ターサイ


 小さめです。葉をはがして炒め物などにします。ミルク煮、スープ、鍋物、煮込みなどにしても美味しくいただけます。以外とおひたしやあえ物にしても合います。繊維が少ないので歯切れがよく大振りに切っても食べやすいかと思います。カロチン、ビタミンCが豊富です。


小松菜


 青菜にありがちのアクが少ないので、調理しやすく何とでも相性がいいので重宝な野菜です。カロチン、ビタミンC、E、鉄、ナイアシン、カリウムなどが豊富に含まれている緑黄色野菜です。カルシウムも多くほうれん草と並んで青菜の代表格です。油揚げやアサリとの煮びたしは、昔ながらの東京下町の味わいです。

 小松菜の生産量は東京が一番です。関東地方では、昔からお正月の雑煮には欠かせないものです。一昨々年でしたか、はっきりしませんが、地場の小松菜が壊滅的で収穫できない年がありました。通常では小松菜が無くても他の青菜があればそれでよいのですが、正月のお雑煮に小松菜がないなんてという感覚が私にはあって、急きょ無農薬小松菜を慌てて探し回ったことがありました。

 その時は、何とか手に入り小松菜を組むことが出来ました。私は生まれは神奈川ですがルーツは福井県です。今も福井県流の味噌あじ雑煮を踏襲しています。

 最近では元旦からファミリーレストランもスーパーもコンビニも開いています。元旦に我が家のトイレが詰まって、トイレが詰まったときにお椀の様なのを逆さまにしたゴムのようなのが棒についているスパスパするもの(分かります?名前なんて言うのでしょうか)を狭間のイトーヨーカドーに買いに行きました。元旦から開いていてくれた助かったのですが、そのスーパーの混雑ぶりに驚きました。

 おせちを食べたり雑煮を食べたりしなくなってきているのでしょうか。買い置きしなくとも元旦から何でも手にはいるし、外食もできるし、正月の風物が変わってきました。ハレの日でなくなったのでしょうか。正月に使う小松菜を正月菜と呼んだりふたくち菜と呼んだりする習慣があります。ほとんど使われていませんね。

 また小学校が襲われました。近頃理解を越えた出来事が錯綜します。池田小の事件が痛ましく思い起こされます。赤ちゃんを突然殺傷したり、まして信じられないのは子どもやお年寄りに対する虐待です。子どもは未来ですし、お年寄りは英知です。英知は文化や伝統、慣習として受け継がれてきました。コンピュータや機械化により、英知がおざなりにされています。時々考えることがあります。電気やガスが止まったら生活できなくなるような今の生活を。

 不可解な事件は、おざなりにしている部分に解決の糸口があるような気がしてなりません。弱いものを大事に出来ない、する事が出来ないのはなぜでしょうか。すべての解決策だとは思いませんが、命の源である食を大事にしないつけのような気がしてなりません。食費の占める割合が携帯電話の金額より少ない若者がいると何かで読んだ覚えがあります。

 安心して食べられる野菜やストレスのない動物の肉を食べれば身体も清々しくなります。何年も薬漬けの野菜や果物、肉、魚を食べつつければ、良いはずがありません。食べ物が大事にされない社会にしてしまったのでしょうか。