やさい通信
2005年2月14日(月)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
E-mail:yasai@din.or.jp 
Home Page: http://www.din.or.jp/~yasai/
 

本日の「私のやさい畑」は、下記の6品目です。 
       小比企町の鈴木さん        
ねぎ      里芋
 大根     青梗菜
  ほうれん草      サラダからし菜


サラダからし菜


 海草のような葉をしています。色は淡い緑で本家のからし菜とは、外見は似ていません。臭いを嗅ぎますとからし菜の香りがするので、あっ!からし菜だと思います。大根を細線切りにしたのに飾り付けてサラダにしました。彩りもきれいな春っぽいサラダになりました。外は寒空です。

大根


 12月末に収穫して、霜で凍らないように埋めて保存してある大根です。表面がざらついています。包丁で切った時、今年のはパリッとした切れ味です。表面のざらつき感も例年より少ないようなので、今年は12月が暖かかったので埋め保存しないで畑にそのまま置いておいたのかと錯覚しました。

 鈴木さんに今年は埋めなかったの?と尋ねました。埋め保存した大根に間違いないそうです。畑にそのまま置いて置いては、頭の部分が凍って染みてしまいます。いつものよりパリッと感が違うようですがと聞きましたら、埋めるとき雨が降ったので良かったのだと言ってました。雨が少ないときには埋めた後、水を掛けたりするそうです。埋めた後、湿りがあった方が良いというのは初めて聞きました。鈴木さんとつきあい始めて10年以上ですが、まだまだ知らないご苦労がたくさんあるのだと気づきました。


青梗菜


 畑では春夏野菜の植え付けがそろそろ始まります。秋冬野菜をかたづけて畑の地力をつける時期です。青梗菜はこの収穫で終わりで、畑をかたづけてしまいます。最後のお役目を果たしてくれる青梗菜です。後一品欲しいとき、青梗菜は便利です。他のものがなくても青梗菜だけで炒めても立派な一品になります。

 鈴木さんのゴボウは収量が終了しました。里芋はまだあります。こうして次々冬野菜がなくなり、春野菜へと準備が進められて行きます。

ほうれん草


 昔から食べ合わせの悪い食べ物があると言われています。例えばウナギとうめぼし、天ぷらとスイカ、などですが、お聞きになったことありますか。前出の例は、科学的な論拠がどうなのかよく分かりませんが、食べ合わせの悪いものってあることは確かです。

 ほうれん草とゆで卵は、相性が悪いそうです。ゆで卵の硫化水素がほうれん草の鉄分を低下させるようです。持っている栄養素を一方の食品の働きで弱めてしまうということです。同じ卵でもほうれん草を炒めて卵を落としてからめたり、スクランブルエッグなら問題がありません。

 しかし、お腹をこわしたりするわけではないので、ほうれん草とゆで卵が同じ食卓に載っても問題が発生するということはありません。栄養のことを考えましたら、ほうれん草の時は、ゆで卵は避けた方が良いかも知れませんが、食べ物は食べるとこ自体の行為に楽しみもありますので、たまには、ゆで卵とほうれん草を一緒に食べても、次で栄養を考えれば良いのではないでしょうか。

 ついでに書きますと枝豆とチーズも相性は良くないようです。枝豆とチーズって酒の肴に一緒に食べそうな組み合わせです。枝豆もフィチン酸がチーズのカルシウムの吸収を妨げてしまうそうです。枝豆とチーズってビールのおつまみにしてますよね。栄養的にはそうであってもビールを楽しむのに気にしてましたら美味しさが半減してしまいます。余り気にしないで、さらりと読んでください。絶対に一緒に食べてはいけないものではないのですから。