やさい通信最新号

　野菜の成育が思うようにいかない中、オータムポエムは元気で育っています。くせも余りなく黄色い花も可憐で、おひたしでも何でも合います。繊維も強くないので、根の方も縦に細く切って食べられます。世間では、まだ葉もの類が高いようです。

　紅葉に見とれる季節になりました。八王子は紅葉がことのほか美しいような気がします。日中と朝晩の寒暖の差が高いところは紅葉が奇麗だと言われています。

　今年はオリンピックがあった年なので、中学の同窓会と高校の合同クラス会がありました。どちらも４年に一度、偶然ですがオリンピックの年に行っています。話題は尽きず楽しい時間を持ちました。高校は神奈川県の厚木にありましたが、バスが１日に何本と数えるほどしかない地域から通って来る人もいて、かってはそういう所に遊びにいったりもしてました。

　ずっと自然と共に生きてきたその友は、最近山の植生が変わって来たと言ってました。何の花か忘れましたが、花が一面に咲くと言うのです。花を見るのなら奇麗だけれど、その花がそんなに咲いては、木が駄目になると言うのです。山では仕事が成り立たず、下草刈などの手も入らず山が放置されています。しかしそれだけでなく、気温の変化が関係しているときっぱり言い切っていました。

　花は子孫を残すために、実をつけるために咲きます。危機感があると沢山花をつけて種を守ると聞いたことがあります。とにかく変化が来ている事は、事実です。

　その話を受けて私も八王子に住み始めた頃の話をしました。霜柱が１５㎝くらいあってその寒さに驚いた経験と洗濯物を干す瞬間から衣類が凍っていくほどの気温に驚愕したことを語りました。今はそんな長い霜柱を見たことがないのは温度が高くなっているに違いないと、うなずき合ったのでした。彼女も「つらら」で子ども頃、遊んだのに、自分の子どもはつららで遊んだことがないと言ってました。

　もう一つ、自分の子ども達が結婚したがらないと言う、話が沢山出ました。仕事を中断したくないという理由やいろいろですが、仕事をしながら子育てをやっていける社会にしなければいけないということです。又、小学校の教師をやっている友人は、クラスの３分の１が、離婚した親だと言っていました。

　何が良くて何が悪いという規範的なあり方ではなく、多様な生き方になってきているのだと思います。多様な生き方の一つを選択したとき、女性が生きにくくない社会構造と回りの意識改革が必要だと思いました。何故なら「娘がまだ嫁にも行かないでいます。」というような言葉が同級生から出てきたからです。嫁に行くなどという言葉は昔の言葉だとずっと思っていましたし、日常生活では回りには、そういう言葉を使う人がいないので、奇異な感じでした。使っている言葉は、結婚してないですとか、一緒に生活をはじめるといった言葉ですが、どうでしょう。

　アメリカ大統領は、またブッシュさんですか。ケリーさんを押したくはありませんが、イラク戦争の責任を取ってやめてもらいたかったです。第一報はテロとの戦いは負けないというものでした。テロを抑えるという政策で、混乱が収まったか、まだ検証出来ないのかと思ってしまいます。何故テロが起こるのかを突き詰めないで自分たちの利益のみを優先するあり方がテロを起こしている要因です。ますますテロ活動が心配な世の中になります。

小比企町の鈴木さん	館町の田中さん
ごぼうオータムポエムルッコラとラディッシュ又はルッコラとサラダほうれん草詰め合わせ	かぶさつまいも