やさい通信
2004年11月5日(金)
福富りえ子
八王子市東浅川553
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本日の「私のやさい畑」は、下記の6品目です。 
   小比企町の鈴木さん     館町の田中さん    
にら
ねぎ
青梗菜
大根
春菊
小松菜

小松菜


 やや下がったとは言え野菜の高値が続いています。八王子方面では台風の影響はもろに受けませんでしたが、雨の多さと日照不足で、やはり成育状態はあまりよくありません。小松菜をお届けすることが出来ました。市場では300円の高値がついています。

 大型台風は途轍もない被害をもたらしていますが、新潟の地震報道が先行され台風被害は、消されてしまいました。新潟の地震も前代未聞のようで震度6の強い揺れが何度も起こっています。まだ紙おむつをしている幼児が奇蹟的と言っていいほどの状況から救助されました。涙が出るほど感謝しました。元気になってください。

 この寒空に家が崩壊し、避難場所の床に寝なければならない方々の肉体的、精神的ご苦労は想像以上だと思います。辛い出来事が続きます。

 朝日新聞の記事にこんなのがありました。国際赤十字社・赤新月社連盟(本部・ジュネーブ)は28日、昨年、欧州を中心に異常気象で3万2400人、イラン南東部バムなどで起きた大地震で2万9600人など、世界で計7万6800人が各種災害で死亡したとする報告書を発表した。台風や洪水など気象関係を中心に、自然災害の発生件数が近年、大幅に増加する傾向にあることも明らかにした。

 同連盟がまとめた04年版「世界災害報告」で、死者10人以上などの大規模な自然災害、交通・航空機事故、産業災害が対象。このうち、03年の自然災害による死者は計6万7800人で、前年の1万2400人から5倍以上に増えた。過去10年間の平均5万8千人も上回った。

 一方、同報告の対象となる大規模な災害の発生件数は、台風や熱波、洪水など気象関係が、94年から98年までの5年間平均で年205件だったのが、99年から03年までの直近5年の平均は、年345件と7割近く増加した。

 地球温暖化が進むに連れ、大規模な気象災害が増えていることを示すものといえる。地震も94〜98年平均の年間19件から、99〜03年には33件に増加した。という囲み記事です。台風だけでなく地震も温暖化に関係があるのかと思いびっくりして、読まれた方もいらっしゃるかも知れませんが、そのまま載せてしまいました。

 台風も地震も元々ある自然現象です。しかしその動きが異常なのは、やはり温暖化の影響だと思うと複雑な心境です。資源を奪い合って戦争なんかしている場合ではありません。もっと真剣に温暖化の論議をして、対策をきちんとしなければいけない局面なのです。

にら


 摘んでも摘んでも伸びてくる生命力に満ち溢れ、暑さ寒さにも強い野菜です。野菜の持つ生命力で人のエネルギーの代謝を高めてくれます。血行を良くし、体を温める作用がある野菜です。野菜炒めやみそ汁の具などにご利用ください。火の通りが早いので、炒め物や汁物には、仕上がりの最後に入れるようにします。殺菌力があるのでお腹の調子が悪いときは「にらかゆ」などお薦めです。

 風に当たると萎れやすいので、新聞紙に包みポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に保存しますが、早く使い切ったほうがいいかと思います。

春菊


 ビタミンCが豊富に含まれています。抵抗力を高める野菜です。香りの良さを生かして、ごま和えなど如何ですか。熱湯でサッとゆでて、冷水にさらしますと緑の色が鮮やかに仕上がります。茹でた後は長く水に浸けておかないようにします。ビタミンCが流れてしまいます。鍋料理の季節になりましたが、鍋物に入れるときは、食べる寸前に入れ、色良いうちに食べきります。