やさい通信
2004年10月4日(月)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
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本日の「私のやさい畑」は、下記の品目です。 
   小比企町の鈴木さん     館町の田中さん    
にら
ねぎ
水菜
じゃがいも
なす
落花生


落花生


 マメ科です。原産地は南米、3000年前から栽培されていたとされています。世界中に広まったのは、16世紀頃と言われています。日本には江戸時代初期に渡来したといわれています。

 花の基部が下に伸びて地中に豆を作るので「落花生」の名がついたそうです。旬は9月〜10月頃です。渋皮付きのなんきん豆、渋皮をむいたピーナッツは1年中お菓子として売っていますが、生の落花生はこの時期のものです。たんぱく質やビタミンB1、Eが豊富です。

 毎年同じ食べ方しか紹介できないので、昔の「おたより」をめくって、何かいい食べ方がないか探して見ました。3年前の9月17日付けで川町の高橋さんから、「甘辛く煮て美味しくいただきました」というのが見つかりました。

 私はいつも塩茹でして食べるので、甘辛煮は食べた事がありません。美味しそうです。塩をたっぷり入れて殻ごと30分以上ゆでます。塩をたっぷり入れて茹でますと塩味が中までしみて、そのまま食べられます。茹で上がった落花生は殻だけむいて渋皮ごと食べます。

 殻をむいたのにバーターで味付けますとさらに香ばしくなります。すり鉢で砕いて和え物にしても使えます。3000年前の人たちは、どうやって食べていたのでしょうか。



 最近、マンガに凝っています。手塚治の「火の鳥」という本です。デパート等でポイントを貯めると商品券がもらえるカードがあります。それでポイントが溜まって、商品券があったので、全巻購入してしまいました。もちろん商品券だけでは買えない金額でしたが、商品券があると気が大きくなってエイッとばかり使ってしまいました。

 年のせいかマンガをレジまで持っていくのに抵抗がありました。13巻もあるので全巻揃いでくださいと、定員さんに揃えてもらい、大きな手提げ袋に入れてもらい重たい思いをして帰りました。

 ポイントカードは、デパートのみでなく本屋さんやタクシーに乗っても旅行業者で旅行を申し込んでも使えるので便利をしています。昔、人にプレゼントをした時、お金がないのでデパートのカードを作って贈りました。支払いが1ヶ月くらい後で、さらに割引があるので、助かったというのがカードとの最初の出会いでした。新宿に殆ど行かなくなって、カードもあまり使わなくなりましたが、先のように最近では、使えるところが増えて、いろいろ使ってます。最近では割引でなく、ポイントで商品券をくれます。

 最近は一回だけ買い物をしても、手数料は要りませんのでカードお作りしましょうか、と言われるとすぐ「はい」と返事をしてしまいカードケースがカードだらけです。何とかセンターという古本屋さんのカードやらビデオショップのカード、偶然通りかかって衝動買いした洋品店のカード、家具屋さんのカード、美容院のカード、レストランのカード、秘密のたこ焼きやさんのカード等などあってパンパンです。

 カードの話はさておきまして、それでかねてから読んで見たかった手塚治の本を買ったのです。4巻まで読破しました。なかなか哲学的で読み応えがあります。輪廻がテーマで登場人物の台詞の一つ一つに重みがあります。生命体、ヒトだけではなく、アメーバーのような生命体から地球、宇宙といった生命体の壮大なドラマで、夢中になって読んでいるところです。

 映画もアニメ映画と聞いただけで、見たくないと前は思っていましたが、蛍垂の墓(字が合ってるかしら)を見てから考えが変わりました。戦争で食べ物がなくなって、佐久間ドロップの最後の飴をなめ終わった妹が「兄ちゃん、もう飴ないよ」というと、幼い兄はドロップの缶に水を入れて妹に飲ませます。「兄ちゃん甘いよ」飲み終わると「もうないよ」と言う妹に小石を缶に入れ、カラカラと音を聞かせます。「まだあった」と言って小石をドロップを思い口に含んで妹が亡くなるシーンには、心底涙が溢れました。あれ以来、佐久間のドロップを見ると心が痛くなります。

 秋の夜長の読書は、火の鳥を読破することから始まります。当分他の本は、お預けです。落花生食べ食べ読書なんて最高ですね。