やさい通信
2004年8月23日(月)
福富りえ子
八王子市東浅川553
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本日の「私のやさい畑」は、下記の6品目です。 
  小比企町の鈴木さん   
    館町の田中さん   
ねぎ
青じそ
ミニかぼちゃ
キャベツ(月火水)
モロヘイヤ(木金)
なす
ピーマン又は葉しょうが

キャベツ


 先週インゲンの予定でしたが、収穫量が足りなくなり急きょ、木、金曜日をインゲンからキャベツに変更しました。そんなわけで先週キャベツが行かなかった月火水をキャベツにしました。先週インゲンが行かなかった木金はモロヘイヤになります。

 夏のキャベツです化学農薬をまったく使わないで作っていますので少量しかありません。夏の一回限りのキャベツです。毎年何度も失敗をして完成させた夏キャベツです。無農薬と一口に言ってもこの時期一つのキャベツを完成させるのに私が知っている限りでは3年はかかっています。私が知らない前からやっていたとしたらもっとかかっています。何度も全滅したと聞きました。

 言葉にしてしまいますと簡単ですが、畑の作物が虫食いで全滅してしまうという事は、どんなにかショックなことか、想像以上だと思います。

 比較するのもおこがましいとは、思いますが、今ギリシアで行われているオリンピックで誰それが金メダルを獲得した、誰それは無念だったと毎日、新聞のトップ記事を占めています。そのことの論議はさておき、金メダルを取ったその人の努力と実力はすごいものだと思います。世界でたった一人しか手にする事が出来ないのですから。しかしそれを手にするには本人の力だけではなく、表には出ないどれだけの人が関わっていることか、その結果だと思います。

 それとキャベツをどう比較するかですって!ですから比較するにはおこがましいのですが、一つのキャベツだって、そのキャベツだけを見ても見えない努力が陰にあって出来上がっているというこてです。

 旬のもを食べるとはいえ、多品種が欲しいという消費者ニーズに多少なりとも対応しなくてはならない生産者努力が作り出しました夏キャベツです。

ミニかぼちゃ


 小さなかぼちゃです。煮物よりサラダや焼き物、炒め物の方が似合います。もちろんかぼちゃなので煮物に向かないというのもではありません。せっかくですので丸ごと使う調理でお楽しみいただいても楽しいかと思います。



 8月も残り少なくなりました。暑い夏ですが、私は、夏休みは映画三昧でした。立川にシネマ2が出来たというので、そこにも行きましたし、新宿にも行きました。4日間の休みに映画館で3本見ました。映画館で見て、又、家でDYDで5本見て、飽きもせずに暮らしました。そして好きなだけ時間を忘れて本を読んで過ごしました。宮部みゆきや東野圭吾の本をまとめて読みました。今売れてる本、「博士の愛した数式」も読みました。頭の中が映画や本の内容に同化し、何も考えずにハッピーでした。

 庭に踏み入ることが出来ないほどは生え揃った草の草刈、ジャングル?のように生い茂った木の剪定、風呂のカビ落とし、部屋の片付け・・・・たくさんやらなければならない事が山積みですが、暑さのせいにして、すべて涼しくなったらやろうと決めたら精神的に楽になり、何もやらない、これぞ本物の夏休みでした。

 デイアフター トモーローという映画を見られた方いらっしゃいますか。地球温暖化で南極の氷が溶け出し北半球は大洪水、その後に氷河期が襲うという設定の中で、父子の繋がりや人と人との繋がりが交差するドラマです。

 科学者の予想の範囲を越えて急速に起こる自然現象の脅威、その中のあっても経済活動を優先しようとする政治家、足元まで悲劇がやってきて始めて何が大事か悟ります。

 これはドラマとだ言って安穏としてはいられない気がします。現に温暖化は進みつつあります。経済活動より命を大事にしなければならないということを、訴えている映画度だと思います。自然を大事にしなければ、どんなしっぺ返しが人類を襲うかも知れないというのは真実です。
 今度は華氏911の映画を是非も見たいと思ってます。さてと時間が問題です。見る時間が取れるといいのですが。