やさい通信
2004年8月16日(月)
福富りえ子
八王子市東浅川553
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本日の「私のやさい畑」は、下記の6品目です。 
  小比企町の鈴木さん   
    館町の田中さん   
いんげん
ピーマン
モロヘイヤ
なす
オクラ
かぼちゃ(四分の一程度)

なす


 夏野菜全盛と思っていましたら季節は、確実に変わっています。とまとやきゅうりが下火になってきました。きゅうりは遅蒔きが9月に出る予定ですが、トマトはミニを除いては、ほぼ終わりになりました。

 夏野菜は全般に体を冷やす作用があります。旬には旬の野菜を食べるというのは、そういう意味でも理にかなっています。なすは特にその効果が高く、夏には欠かせません。 カルシウムや鉄分は多い野菜ですが、ビタミン類は多くありません。組織がスポンジ状なので油をよく吸収します。油を使った料理をしても油がギトギトしません。



 8月11日の朝日新聞に面白い記事が載ってました。ご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、興味を引くところだけ紹介します。ギリシャと日本の健康意識調査で、大塚製薬が5月6月にインターネットを通して行ったとあります。両方の国それぞれ20代から50代の約320の人にアンケートをしたという内容です。

 たとえば質問の一つに自分の健康に自信がありますかというのがあります。日本人は49・0%が自信があるで、ギリシア人は82・9%がありです。体の健康度を100点満点で自己評価すると、日本人は65・5点、ギリシャ人は77・9点、心の健康は日本人は66・7点、ギリシャ人は85・2点ということでした。

 長寿のこつは、ということで複数回答を求めたところ、日本人は医療技術の発達という回答が65%だったのに対し、ギリシア人はよい気候56・5%、果物を積極的に取る54・3%、昼寝をする29・8%だったそうです。ちなみに平均睡眠時間は、日本人、6・3時間、ギリシア人8・2時間という結果です。

 体に良い食材では、日本人は黒酢、にがり、ヨーグルト、ギリシア人は野菜、果物、魚とうい回答だったようです。こういうのを読みますと何を感じますか。

 黒酢は体に良いものに違いはないでしょが、何となく本末転倒のような気がします。体に良い食材までも流行に左右される食文化になったのかと思うとを嘆きたくなりました。基本はやはり野菜などの食品からきちんと栄養を取って、その上で好みで黒酢を飲むのも良い、その程度のものだと思うのですが。いかがでしょう。

 一時にがりダイエットというのが、ブームになりました影響でしょうか、体にいい食材ににがりがトップクラスにきたのには驚きです。とうふや塩にみがりは使われますが、にがりそのものを飲むのは、問題あると何かで読んだ記憶があります。
 20代から50代の人、つまり社会の中枢を担っている世代の人たちが、体にいい食材に野菜を挙げた人が少ないのにがっかりしました。栄養ドリンクやサプリメントでは、体の血や肉を作る事はできません。野菜などの食べ物が何より大事だと言ってくれる人が、たくさん増えるように「やさい通信」頑張ります。

かぼちゃ


 緑黄色野菜の代表です。豊富なビタミンA、食物繊維、ビタミンB1、B2、C、カルシウム、鉄、リンなどのミネラルがバランスよく含まれています。かぼちゃは、細胞粘膜を丈夫にします。胃が弱っているとき、ポタージュは最高です。

ピーマン


 ピーマンには、しみ、そばかすなどメラニン色素の沈着を防ぎ、血行をよくする働きがあります。高い美容効果があるのです。葉ものが少ない夏場に葉緑素たっぷりなピーマンは夏ばて予防にもなります。千切りにしておひたしにしたり、あえもの、炒め物、天ぷら等など豊富な料理方法がありますが、新鮮なのを生でバリバリと食べるのもいい感じです。

夏のイベント


 今年は例年になく暑い気温でしたが、オーブスの水でいつもより日焼けしないですんでいます。半そでを境にした腕につく日焼けの段差がほとんどありません。21日(土)磯沼牧場で夏のイベントがあります。忘れずに持って行こうと用意しています。牧場での夏のイベント是非ご参加ください。今年は竹に流す、流しそうめんを企画しています。汁をつける椀を竹で自分で作ってみませんか。上級者?は箸も手作りしてください。その他、パエリア、牛のもも肉の丸焼き、磯沼牧場の乳で作ったソフトクリームなどなど盛りだくさんです。