本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。
小比企町の鈴木さん | 館町の田中さん |
ししとう
きゅうり
モロヘイヤ |
とまと
ミニいんげん |
ししとう
夏野菜全盛です。ししとう、いかがですか。水を含ませて焼いたのに、柚子しょうゆをつけて食べるととても美味しいのです。種のところがトロリとして何ともいえません。串に刺して焼くといっぺんに焼けます。最近、柚子しょうゆに凝っていて何にでも付けて食べています。
柚子しょうゆというと今まで冬の鍋物に使っていましたが、サラダでも何でも合うということがわかり、切らしたことがありません。柚子味の素晴らしさを認識したりしています。
ミニいんげん
枝がついています、取ってお召し上がりください。ミニいんげん、新種ですがお馴染みになっていただけましたでしょうか。川町の高橋さんからミニいんげんが柔らかく美味しいと「おたより」いただきました。早速、田中さんに伝えました。
私などは、つい忙しかったり疲れていたりすると、愚痴が口から出てしまいますが、そういう時は高橋さんの文章を読むに限ります。物事をいつも良い方に解釈されて見習わなくてはと思うのですが、なかなか出来ないでいます。お年寄りの介護をされていて、体力的にも精神的にも大変だと思うのですが、いつも感謝の気持ちを持ち続けていらっしゃる人柄に敬服しています。文章ににじみ出た暖かさに私も救われています。
高橋さんからです。いただく方としては、「美味しい」の一言で・・・生産者の方は、それは々はご苦労な事と思います。こうした安心野菜をいただけることは本当にこれを幸福と言う以外思い当たりませんネ。(中略)季節の野菜がスーパーの店頭に並んでいるのを横目でみながら待ちに待って届けられ、季節を感じながらいただく、これが一番嬉しい一時です。
今の子どもたちは本当に可哀相ですね。冬でもトマト、キュウリ、ナスを目にし、又、食べる。季節感は育たないし、正しい情緒の発達にも影響しますよね。多くの悲しい出来事、根っ子の部分を社会が考えないと と思うのですが・・・。以上高橋さんからでした。
いつも食べていますと慣れてしまい生産者へのご苦労を思いやる気持ちが薄れている自分に気がつきます。食べ物は命の糧です。高度成長期には、土から食べ物を生み出すより、土を土地にして売ったほうがお金になり、畑がどんどんなくなりました。食べ物がなければ生きていけない、そんな大事なことを忘れて食べ物は輸入すればいいのだという考えが席巻しました。
地元で取れた季節のものを食べるのが一番体に合っています。同じトマトでも地元の畑で赤くなったももの方が、美味しいし、体にいいものです。食べ物を軽視する社会になって欲しくありません。
命を大事にする精神がどこへ行ったのか疑問に思う事がしばしばあります。奪った命(野菜や肉、魚など)に感謝する気持ちを育てる教育がなくなったのでしょうか。
とまと
種類は桃太郎です。熟しても果肉が崩れないのが特徴のとまとです。ビタミンCの含有量が多い緑黄色野菜です。赤色はリコピンという色素です。カロチンではないのでビタミンAは期待できません。とまとには旨み成分のグルタミン酸が多く含まれていますので、煮込みに使うと美味しさが発揮します。
サラダで食べる事が多いとは思いますが、ソテー、煮込み、炒め物、グリル、グラタンなどの加熱料理にもよく使われます。煮込む場合皮は加熱しても柔らかくならないので、煮込みにする場合は皮をむいて使います。 とまとに十文字に切れ目を入れ沸騰した湯に入れ、皮がめくれてきたら氷水につけ、指で皮をむきます。
とまとは市場で周年出回っていますが、夏の食べ物です。冬のとまとの需要が高いので、冬のとまとを探した事があります。農薬がかかっていたりするものならありますが、こちらの希望するものは今のところ見つかりません。暑い夏にたくさん召し上がってください。