やさい通信
2004年7月5日(月)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
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Home Page: http://www.din.or.jp/~yasai/
 

本日の「私のやさい畑」は、下記の6品目です。 
  小比企町の鈴木さん   
    館町の田中さん   
大根
青じそ
ししとう
なす
枝豆
ミニインゲン

枝豆


 極早生の枝豆です。通常ですと8月半ば頃の出荷になりますが、早生用に作ったものです。一口に早生と申しましても、梅雨時期の無農薬は、手間がかかります。なんと言っても虫さんが一年で一番闊歩する時期です、トンネルをかけ虫除したものです。アーチ状の芯を作物に渡して、全体をトンネルのように覆います。

 早生ものを作りますとそれなりの付加価値が付きますから、よそ様には割高で販売できます。しかしながら「やさい畑」には付加価値料を添加しないで出荷してくださいます。つい無農薬と口をついて出ますが、それなりの長年かけて培ってきた土と技術があって出来ることなのです。仕事ですから当たり前と言えば、当たり前ですが、それでも高温多湿期に無農薬で枝豆を作った田中さんを私は「すごい」と思うのです。

 枝豆には疲労回復の素、ビタミンB1がたくさん含まれています。ちょっとだらだらしてしまいたくなる暑い時期、枝豆を食べて頑張りたいと思います。ビヤホールの冷凍輸入物とは、一味も二味も違います。

大根


  夏大根です。冬大根と違い身が、透明感?があります。私は夏大根が手に入れますと、まずは「おろしそば」にします。冷たいそばに大根おろしを上にかけるだけのシンプルなそばです。お蕎麦屋さんで、おろしそばをメニューに載せてる所は、あまりありません。あっても美味しいのになかなか出会えません。おそばはおいしいのですが、大根が美味しくないのです。

 父の生まれた福井県の山の中で食べたおろしそばが、人生で一番美味しいと感じたおろしそばでした。あれを超えるものはありません。しかしおろしそばを求めてやまないのです。大根の思い出です。

 我が家ではスパゲティーに大根おろしをたっぷりかけて、その上につなフレークを一人一缶ほどのせ、のりを一人一枚ほどの分量を刻んでかけて、味付けに醤油やめんつゆを一番上から回しかけて食べるのが大好物です。時間がないときの手抜き料理でしたが、子供好みで定番メニューになってしまいました。あまりも頻繁に作ったので、母(私)の思い出が大根おろしスパゲティーにならないことを願ってしまいます。

ミニインゲン


 今年初めて入れた新種ですが、いかがでしょうか。2度目になります。葉ものがない時期、おひたしで食べられるので嬉しい野菜です。おろししょうがを載せて食べると格別です。かき揚や天ぷらも良いのですが、そのまま、す揚げして、さっと塩を振り食べてもなかなかです。好みでコショウを振ればおつまみになります。

ししとう


 辛くない唐辛子ですが、唐辛子の仲間ですので辛みはあります。正式名は、しし唐辛子です。ししとうは略語です。まれに祖先帰りして辛味が強いのに出くわしたりします。焼き物、天ぷら、炒めのもなどでどうぞ。種ごと食べられます。辛み成分のカプサイシンには、血行をよくし、体内の脂肪を分解する働きがあります。

 丸ごと焼いたり、揚げたりしますので、へたを切り落として、破裂しないように竹串で所々穴をあけたり、包丁で一本切れ目を入れます。ビタミン類が豊富なので、出来るだけ短時間で加熱して、栄養損失をふせぎます。短時間で調理したほうが色も香りも生かせます。

 網焼きにする場合、肉と違って野菜は干からびた感じに焼きあがりますが、霧吹きで水分を補いながら焼くとふっくら焼けます。



 参議院選挙の投票日は7月11日です。戦争が出来る国になってしまいました。歯止めをしないと後悔すると思います。選挙には必ず行こうと思います。