やさい通信
2004年4月26日(月)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
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本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。 
    小比企町の鈴木さん     
     館町の田中さん    
レタス又はミニレタス
のらぼう
ほうれん草
葉たまねぎ
さといも


葉たまねぎ


 若い玉ねぎの葉です。ぬたにしたり、肉などと炒めて食べます。小さな玉ねぎの部分も一緒に使えます。生では食べません。ゆがいてわかめなどとぬたにして食べると春の息吹を感じます。畑を丸ごと食べる実感が湧きます。

 葉玉ねぎは5センチ程度に切り熱湯でさっとゆでます。ざるに広げて冷まし、軽く水切りをし、しょうゆ少々をふりかけ、きつくしぼります。酢、味噌、味りんを同量用意し、味噌と味りんを弱火で練り火を止めて酢を加え混ぜます。わかめは熱湯をくぐらせ、冷水に取とり、水気をきりざく切りにします。葉玉ねぎ、わかめを盛り、食べる直前に酢味噌をかけて出来上がりです。

さといも


 今冬、最後のさといもです。秋までお別れです。さといもと言えば、煮物、けんちん汁等暖か料理です。日中は気温が上がってもまだまだ朝晩はヒンヤリします。22日でしたか、八王子で32度を記録したと報道されていました。同じ32度でも真夏の32度とは、体感が違います。晩はさといもの煮っ転がしも好いものです。
 さといもが終わるときゅうりが出始めます。順調に夏野菜が成長しています。

のらぼう


 中山の礒村さんです。実家の方で「しんきり」という野菜が春になると出るそうです。私は聞いたことがないのですが、のらぼうに似ているそうです。「しんきり」は取ってすぐに茹でないと味が落ち、次の日には筋っぽくなってしまうというから、自家製でないと美味しいのが食べられない野菜ですね。

 のらぼうに似ているということですが、味が似ているのでしょうか。のらぼうは1日立っても筋っぽくならないので助かります。

 礒村さんから、のらぼうの食べ方です。のらぼうは茹でておきます。だし汁の中に少しからしを入れてつゆを作り浸して食べるというものです。後、茹でたのとツナ缶を炒めて食べるのも美味しいということです。のらぼうは端境期に出る貴重な葉ものです。地場の特産ですので、いつまでも作り続けてもらいたいです。美味しい食べ方、教えてください。



 圏央道の事業認定の取り消し判決がでました。あきる野の住民たちが起こした行政訴訟です。圏央道の予定地で、土地収用の取り消しと事業認定の取り消しを求めたものです。これはもう画期的なことです。無駄な公共事業の見直しといいつつ億や兆の単位の事業が進められてきた中、この判決は税金の使い方に対する警告です。

 圏央道計画八王子部分は高尾山や城山などをトンネルで通る計画です。生態の頂点にあるオオタカや貴重な自然を壊して作る価値があるかどうかの判断です。車の排ガスによる大気汚染が健康被害を出し、東京都は、ジーゼル規制をしていい空気を取り戻そうと条例を定めました。

 そのことと圏央道建設は矛盾しています。騒音被害や大気汚染が予測され交通渋滞解消という理由も具体性に欠け、事業認定そのものを否定した裁判です。こんな判決を出す裁判官がいることに驚きと賞賛を表明したいです。これぞ三権分立と嬉しい判決でした。