やさい通信
2004年4月5日(月)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
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本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。 
    小比企町の鈴木さん     
     館町の田中さん    
春菊
ごぼう
みつば
宮内菜
小松菜


宮内菜


 ミヤウチナと読みます。鈴木さんは毎年作っていますが、他に作っている人を知りません。早春にでる野菜です。今時分は、からし菜、のらぼう、宮内菜と同じ場所に置いてあると区別がつき難い葉のものが出ます。特にからし菜と宮内菜は、そっくりです。

 食べ方は、おひたし、炒め物、和え物、みそ汁の実、煮びたしと葉もの料理でお召し上がりください。

春菊


 春の菊という字を書きますのに、春になるとお仕舞になる野菜です。どうやら春に花が咲き、菊に似ているから春菊という名がついたようです。関西では菊菜とも呼びます。カロチン、ビタミンB2、C、カルシウム、カリウム、鉄分が多く、カロチンはほうれん草や小松菜より多く含まれています。

 畑にある最後の春菊です。冬までお別れです。春菊を食べきった後に、夏野菜が植えられます。今度は何が植わるのでしょう。

 年を重ねていることを忘れていますが、畑模様は次々変わり、本当に月日は光陰矢のごとしです。ここの事務所で品揃えの仕事をしていた若い人に道で会いました。二十代半ばで結婚し妊娠して、仕事を止めた人でした。近くに住んでいても会うことはなかったのですが、パラパラ雨が降りかかり、雨よけにバス亭の屋根に避難したら、幼子の手を引く彼女がいました。

 お腹の膨らみも感じない頃、止めた彼女が4歳の子の手を引いている姿に、自分の年を思い起こさせました。ぼちゃりとした童顔は、相変わらずでしたが、「大台にのりました」と言ってました。30才で大台?若い若い。普通大台って何歳のことを言うのでしょか。大きな境目となる桁を大台と言うそうですが・・・皆様の大台は?私は○0才の大台まで後5年です。

 今期最後の春菊です、名残惜しみつつお召し上がりください。

みつば


 3回ほどみつばを続けています。いかがでしょうか。香味野菜の春菊が終わりなら、香味のみつばは早春の野菜として登場です。元々は山野に自生していたのを摘み取って利用していたのもです。栽培するようになったのは、江戸時代になってからです。

 さっとゆでて、おひたしや和え物にしたり、卵とじやかき揚などで食べます。熱を加え過ぎますと色も歯ざわりも悪くなります。持ち味を生かすようにさっと熱を加えます。早春の香りをお楽しみください。
 
 

 川口町の加藤さんから粗食ノートが届きました。その中にある豆乳で作るグラタンを紹介します。豆乳400ccに小麦粉大さじ5杯と塩、スープの素を入れ、泡立て器で混ぜながら火にかけホワイトソースを作ります。炒めた玉ねぎのみじん切りを加え、蒸し煮にした野菜や水切りした豆腐など好みのものにホワイトソースをかけ、チーズとパン粉をのせてオーブンで焼き、パン粉がきつね色になったら出来上がりです。230°Cで20分くらいが目安だそうです。

 私も最近豆乳を飲み始めてマルサンの豆乳(2週目で取り扱い)が有機栽培の大豆なので、利用しています。そのまま飲むだけでしたが、そんな風に使えることを知りました。灯台下暗しですね。豆乳のパックを改めて、しみじみ見ましたら豆乳プリンの作り方など利用方法も書いてありました。見ていながら見えてないとういお話でした。