本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。
小比企町の鈴木さん | 館町の田中さん |
ねぎ
春菊
大根
小松菜 | からし菜 |
大根
冬の名残の大根です。割れた大根を食べています。サラダや大根おろしと、冬の名残と言っても瑞々しい味です。冬は終わりかけていますが、春野菜はまだでません。畑を春夏用に変える時期です。野菜にとって、これから本格的な端境期に入ります。昔は、端境期になりますと、ぴたっと野菜がなくなり集めるのに苦労しました。最近は鈴木さんも端境期を埋める工夫をしてくださるようになりました。それでも野菜の種類を集めるのが厳しい時期になりました。今日のセットは葉ものが多くなりました。
弱った胃腸には大根の煮物で、体を温めてください。春めいてきたと言えども朝晩は、冷えています。油断をして薄着になりますと出先で寒い思いをしなければなりません。お腹の中も同じです。
大根の白煮です。大根は皮をむいて厚さ2cmの輪切りにします。下ゆでして洗います。昆布を鍋に入れ大根を並べたっぷりの水で中火で煮ます。煮立ったら弱火にして竹串がスーと通ったら昆布を取り出します。塩、薄口醤油、酒を入れ弱火で煮込みます。鶏のムネ肉は、ぶつきりして塩、白コショウ、酒少々で下味をつけ片栗粉をまぶします。大根の鍋に入れて煮込みますと出来上がりです。胃腸の調子が悪い、そんな時にやさしい食べ物です。
からし菜
漬物、おひたし、和え物、炒め物とご利用ください。即席に漬物を作るときは、水洗いした後、さっと熱湯をかけてし塩揉みします。独特の辛味がはっきりして色も美しく仕上がります。からし菜に含まれているシニグリンという成分が熱湯を通すことによって働きを増します。繊維質の野菜なので短めに切って食べます。
注文書の表紙
注文書の表紙で生産者を紹介しています。字が多いので読むのが大変だと思いつつ載せています。書きたいことがたくさんあってつい字が多くなります。文字離れが進んでいると言われている今日日そのようなものを皆様、きちんと読んでいてくださっているということが分かり嬉しさ一杯です。ありがとうございます。
2月の3〜4週の注文著に載せました福島柑橘園の記事につきましては何人かの方から「おたより」いただきました。散田町の深堀さんのをご紹介いたします。注文書の記事を読み、こんなにも手間のかかったものを気軽にいただいていたのだと、身の引きしまる思いが致しました。先月いただいた福島さんの伊予柑は甘みと酸味と水分のバランスのとれた深い深いおいしさでした。
我家では皮も砂糖煮にして使わせていただいています。水俣のオレンジセットのみかんも同様です。以前は皮をパウンドケーキに入れていたのですが、今はパンのみです。コレステロール値が上がってしまったものですから。パン好き、柑橘類好きの、つれあいが、たいへん喜んで食べています。
表紙の生産者記事はどれも勉強になりますが、私も福島さんのの読んだ時は、ちょっと感動しました。生産者のご苦労を知っているつもりは驕りだと思いました。たった一つの柑橘類を食べるのもご苦労の後の結晶なのだと改めて思い直しました。深堀さんは皮も利用されているそうで、みかんさん、伊予柑さんみんな幸せです。砂糖煮の柑橘類の皮の入ったパンさぞかし美味しいことでしょう。つばがじわっと出てしまいます。深堀さんのお連れ合いさん、羨ましい!
柑橘類と言えば、今井浜のがサルにみな食べられてしまい大打撃です。今年初めて出荷予定だった天草までサルのお腹に入ってしまいました。ご注文くださった方申しわけありません。今井浜の6家族の生産者とのお付き合いは9年になります。サルに食べられてお出しできないのは、はじめてです。サルも農薬の無いほうが美味しかったのでしょうか。生産者はたまりません。
最後に福島さんの言葉で締めくくります。市販の果物は農薬を多く使うので病害虫の被害がなく外見の悪いものは殆どありません。安全な農産物は3個に1個、外見の悪い物が出ます。1年かかって大切に育てても外見が悪いと捨てられてしまいます。中身の品質も味も同じなのに。少し悔しい気持ちですが、安全で美味しいと喜んでくれるお客さんがいればこそ生産者も意欲がわきます。外見が悪く捨てられた柑橘君の分も無駄なく食べてください。