やさい通信
2004年1月19日(月)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
E-mail:yasai@din.or.jp 
Home Page: http://www.din.or.jp/~yasai/
 

本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。 
  小比企町の鈴木さん   
     館町の田中さん     
ねぎ
大根
小松菜
ほうれん草
白菜

新年会お待ちしております。


 24日の新年会、会費はおとな1000円、子供500円です。2月の注文書に書いたのが正しく、1月に書いたのは間違いでした。お詫びいたします。

 生産者の方が大勢お見えになります。水俣みかんから反農連の人、お茶の吉川農園、ハンバーグのフリーデン、コーヒーのろば屋、米の加納熱塩村から手打ちそばを土産に、ぶどうの佐々木さん、ぶぅふぅうぅの中嶋さん、納豆の小山さん、かまぼこの山上、醤油の近藤醸造、ケーキのナチュランド、みかんやレモンの今井浜生産者、煮干などの千葉産直、八王子米の澤井さん、小比企の鈴木さん、磯沼さん・・・・・

 狭い場所ですが、生産者の方々が1年に一度のイベントに来てくださいます。お話するチャンスです。どなたかわかるように名札など付けますので、料理片手に質問をぶつけてください。豪華顔ぶれが一同に介することはめったにありません。加納熱塩の面々は、毎年雨が降ろうが雪が降ろうが、そば粉100%でうった世界で一番美味しいそばを持ってきてくれます。私はひたすら、それを楽しみに新年会に出ているといっても過言ではありません。

 牛乳で作った内緒のお酒もあります。磯沼さん呼んで牛乳ワインといいます。絞りたて乳で作ります。失敗しなければ、新年会のメニューの一つになります。見た目は牛乳、飲むとお酒、磯沼牧場でのイベントに出席された方はよくご存知かと思います。

 金沢大地の有機大豆の油揚げで作るいなり寿司、殻つきホタテの網焼き、米津さんの白菜漬け、ヨーグルトを使ったフルーツサラダ、ぶぅふぅうぅの肉で作るソーセージ、これは事務所で作ります。シンプルに塩コショウだけの肉の旨みで食べる本物ソーセージです。その他、先週号でも紹介しました豚汁、おでん、さしみ、もも焼き、餅、天ぷら等など予定しています。
 参加の方はご一報こださい。

肉受難


 アメリカで見つかったBSEの牛に続いて、山口県で鳥インフルエンザ、8千羽以上の鳥が死亡したと報じられました。韓国から渡り鳥がウイルスを運んだとされています。一番に思ったことは生産者の無念さです。一生懸命にやって、鳥の処分では、本当にお気の毒です。肉や卵を食べても大丈夫と報じられていますが、その信憑性も心配ですし食べることは出来ないと思います。ウイルスの型によっては、伝染して人が死亡した例もあるようです。

 牛が危ないのなら鳥か豚かという時に、6ヶ月前の卵が売られていた、鳥インフルエンザの声と肉疑惑が広がりました。ヒトは便利さや安全性に暮らせる手段を得ましたが、環境破壊や種の滅亡など負の部分を合わせ持ちました。負の部分を甘く見過ぎたのではないでしょうか。殺虫剤に強いハエが誕生し、抗生物質が効かない耐性菌が出現したり、たんぱく質の異常ブリオンが出てきたり、ヒトの営みに対するしっぺ返しが次々出現しました。鳥インフルエンザによる鳥の大量死もしっぺ返し。

 何の本か忘れましたが、ヒトは食に関しては飢えの歴史で、お腹が一杯になることはあまりなかった。ですからヒトの体の歴史で飢えに対する耐久力は持ち備えているが過食に対する耐久力は持ち合わせていないというのです。ですから成人病のような病にヒトは弱いという内容でした。

 大量生産大量消費は食部門にまで登場し、大量の添加物、保存料、着色料、薬、農薬などが投入されました。ヒトが求めた便利さや安全性はいつしか方向性が違ってきてしまいました。もういい加減、BSEの牛を処分、インフルエンザの鳥を処分するだけで対極的な問題は解決されないと気づくべきです。

 動物の生態、生理を無視した生産体制を止めることです。動物の福祉という言葉を聞いたことがあると思います。ヒトにとって食料になるものですから、ストレスのないよう幸せに生をまっとうしてもらいたいのです。それがヒトの血となり肉となるものに対する礼儀、感謝です。ヒトの驕りで動物をヒトの餌にしたつけを知るべきです。