やさい通信
2003年12月8日(月)
福富りえ子
八王子市東浅川553
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本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。 
  小比企町の鈴木さん   
     館町の田中さん     
ねぎ
ほうれん草
ブロッコリー
大根
里芋


ブロッコリー


 ビタミンCや食物繊維が豊富な緑黄色野菜で、カロチンや鉄も多く含まれています。ビタミンCはレモンの2倍です。周囲は細い葉で覆われているので畑では、真上から覗き込まないと食べる部分が見えません。葉の付け根から花枝が分かれてボール状に花蕾(からい)が密集します。野生のキャベツから改良された品種でイタリアが発祥地です。

 日本には明治初期に入っていますが、一般的になったのは60年代になってからです。今では輸入ものが出回るほど人気野菜です。ブロッコリーは成育時の温度により色が違います。気温が低いと紫色がかってきます。色が違ってもビタミンの含有量に変化はありません。

 茎の部分は捨てがちですが、茎は蕾以上に栄養価が優れていますので下部の硬いところを切り落とし調理して一緒に食べることをお勧めします。硬そうなところは皮をむくと食べやすくなります。たっぷりの熱湯に少量の塩を加えてゆでると、ビタミンの損失が少なくなりますし、色が鮮やかになります。蕾はすぐゆだりますので、茎を先に蕾を後に入れますとゆでむらがなくなります。ゆで加減はもちろん好みですが、やや歯ごたえが残る程度が形も味もよく仕上がります。

 ゆでた茎が残ったときは、細く切り、酢味噌ドレッシングであえるとちょっとした箸休めになります。赤味噌、砂糖、サラダ油、酢を混ぜ合わせて作ります。白味噌を使った場合、ときがらしを加えます。もちろん蕾にもこのドレッシングは合います。

ほうれん草


 ほうれん草は、食物繊維が豊富で腸を潤す働きがあり便秘に良く効きます。ごまとあわせればさらに効果が高まります。ごま和えなどいかがでしょうか。ごまには白、黒、金などの種類があります。栄養的には違いがないようですが、黒ごまが一番薬効があるそうです。

 ごまは全体の半分以上が脂質で、そのほとんどがリノール酸、オレイン酸などの不飽和脂肪酸です。これらの植物油脂が体に良い効果をもたらすと言われています。又、ごまのたんぱく質は必須アミノ酸を何種類も含み大豆に匹敵するほど栄養価があります。他にもカルシウム、ビタミンB1、B2、E、リン、鉄をバランスよく含んでおり、理想的な食品です。昔肉食をタブーにした僧侶たちの貴重な栄養源だったようです。

 ごまには消化酵素が多く含まれていますが、粒のままですと消化されません。外皮が硬いので消化吸収されずに体外へ排出されてしまいます。すらないと消化酵素が活用されません。すったごまは、空気に触れると酸化し鮮度が落ちます。食べる直前に必要な量だけすったほうがいいかと思います。

 霜が降りるとほうれん草は甘みが増します。風邪の季節、ビタミンA、Cがたっぷり入っているほうれん草を食べて風邪予防ををしてください。



 自衛隊をイラクへ送れば東京の中心部攻撃すると警告が発せられています。信憑性がないといえばそれまでですが、枕を高くして寝られないのは小泉さんだけではないはずです。外交官が撃たれました。テロに屈しないと言いますが、自衛官を派遣することが屈しないことではありません。
 アメリカの暴挙こそが国連を無視したテロではないでしょうか。国民の80%が反対している自衛隊派遣を本当に実行に移すのでしょうか。命を落とすことが名誉ではありません。着々と進む脅威を食い止めたいと強く思っています。