やさい通信
2003年11月17日(月)
福富りえ子
八王子市東浅川553
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本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。 
  小比企町の鈴木さん   
     館町の田中さん     
かぶ
小松菜
キャベツ
大根
水菜


かぶ


 かぶが出始めました。まだ若いので根が小粒です。葉は根以上の栄養があるので、根は小粒でも十分食べ応えがあります。無農薬なので葉を食べるのも安心です。12月1〜2週の注文書の野菜コーナーに鈴木俊雄さんの文章を載せましたが、ご覧いただけましたでしょうか。減農薬に取り組んでいるキャベツの生産地のもようをテレビで放映していた件です。私も減農薬は可能かと言ったタイトルだったと思うのですが、タイトルに引かれて見たのですが、がっかりしました。

 記憶では40何回かかけていたのを14回に減らすというのです。その14回が出来なかった人もいるということです。14回でも減農薬なのかと思いました。減農薬という言葉は曖昧で分かりにくい表現です。他のテレビでも減農薬のキャベツ出荷と言っているのを見ましたが、消費者の立場に立てば、減農薬という言葉でなく、何を何回かけたかを表示してくれるとわかりやすと思います。食べる側に情報を出すということは、何にでも必要です。

 普段こともなげに言っている「これ無農薬ですよね鈴木さん」「そうよ、無農薬」という会話が成立することが社会の中では少数派なのだと感じました。無農薬が当たり前の会話をしている私にとって14回かけて減農薬という話は驚きです。鈴木さんのはかぶでも大根でも葉っぱもバリバリ食べても安心です。

 ところで今日はかぶおろしの話はいかがですか。大根おろしでなくかぶおろしです。あらめにおろして合わせ酢と混ぜ、みぞれ酢にします。イクラやホタテを合わせ酢で和え、味をなじませ、味見をして塩が足りないようなら塩を加えます。柚を一緒に合わせてイクラとホタテのみぞれ合えができあがりです。

 又、天つゆにかぶおろしをたっぷり加え、揚げ餅を入れ、みつ葉や柚を天盛りにして食べる一品は寒さに向かう日に暖かい一品になります。切り分けた葉は新聞紙にくるんで冷蔵庫の野菜室に入れ、黄色くなる前に使います。

水菜


 今年は水菜が多いです。サラダばかりお薦めしていますが、これからは鍋ものにいれたり、豚肉や油揚げとのいためものなど暖かいものも良いかと思います。鍋ものの残りの汁でおじやを作って卵でとじて、三つ葉がなかったので、仕上げに水菜を入れ少し蒸らして食べました。三つ葉の香りはなかったですが、シャキシャキ感が口の中に広がって、これもまた、美味しいお味でした。

 散田町坂根さんからです。水菜が結構受けています。私の思い込みで「子どもは葉ものの生野菜は食べないものだ」と思っていたのですが、小3の長女がおいしい、おいしいと言って食べてます。という「おたより」です。妹さんの年長さんは、食べないようで、お姉さんは大人の味覚に」なってきているのかしらということです。どうなんでしょうか。年齢の違いでしょうか、好みの違いなんでしょうか、両方でしょうか。

 考えてみますと私も、ししとうのような辛い野菜や春菊のような香りのある野菜、大根の煮物など子どもの頃は嫌いでした。それがいつの間にか、美味しいと感ずるようになり、自分でも不思議です。野菜ではありませんが、子どもの頃、羊羹が大嫌いで、世の中にあんな物を買う人がいるのが、理解出来ませんでした。どうして羊羹を売っているのだろうと思うほどでした。家庭訪問に見えた担任の先生に羊羹を出す母を不思議に思っていました。ところが、今では羊羹には目がなく、お腹が一杯でも、そこにあると食べなくてはいられません。人の好みは人生と共に変わるのですね。

 ところで水菜ですが、坂根さんの友人の方は、生食用のホタテをしょうゆに漬け、水菜と食べるとおいしいとおっしゃっているそうです。これは美味しいそうですね。一度召し上がって見てください。


 選挙行きましたか。政権交代選挙と鳴り物入りで行われた選挙ですが、投票率は低かったのです。二大政党でなければいけない雰囲気をマスコミも作りだし、自ら選択権を狭めてしまった選挙結果でした。