やさい通信
2003年11月7日(金)
福富りえ子
八王子市東浅川553
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本日の「私のやさい畑」は、下記の6品目です。 
  小比企町の鈴木さん   
     館町の田中さん     
春菊
青梗菜
小松菜
ミニレタス
大根
さつまいも


大根


 大根は、生でも煮ても乾燥しても食べられる野菜です。根の部分には、でんぷん分解酵素(ジアスターゼ)などの消化酵素が含まれており、食べ物の消化吸収を促進します。大根おろしを食べると胃がもたれないのは、消化酵素の働きがあるからです。日常的に行っているステーキや天ぷら、焼き魚などに大根おろしを添える習慣もこうした効果からきています。

 又、大根は食物繊維が多く、腸を整えてくれます。腸内の老廃物を掃除してくれます。皮にはビタミンCが中心部より2倍も多く含まれています。ビタミンCは加熱するとその働きが失われてしまいます。ビタミンCを最大生かしたいのなら食べる直前に皮つきのまま大根おろしにするのが一番です。おろして5分後のビタミンCの残存率は90%だそうです。20分もするとビタミンCは消失します。

 皮には、ビタミンPというのが含まれています。ビタミンPには毛細血管を強くする働きがあります。血管を丈夫にするには皮ごと食べた方が良いようです。料理によっては、皮をむいた方がいいのですが、皮には皮の効用があって捨ててしまっては勿体ないのです。

 さつまいも


 大根のビタミンCの壊れ安さを上記に書きましたが、さつまいものビタミンCは加熱による損失が少なく、効率のよいビタミン源になります。さつまいもも食物繊維が多く、便秘に効きます。食物繊維は体内で消化されず、水分の保有率が高いので適度な刺激で排便を促します。さつまいもにあるヤラピンという成分が食物繊維と手を組んで腸の掃除をします。だからといって食べ過ぎても下痢をするわけではありません。
 
 さつまいもを食べると太るというのは間違いです。エネルギーが低いのでご飯と同じ量を食べても太らないし便通もいいので、太ることはありません。ただし、食べ過ぎると胸やけがする、げっぷが出るという方いらっしゃいますか。これは、さつまいもの甘みが胃の粘膜を刺激するからです。栗や甘いものを食べ過ぎても胸やけがするときがありますが、甘みが胃酸の分泌を促し、発酵をおこし、酸度の高まった胃液が食道を刺激して胸焼けが起こるのではないかと言われています。

 胸やけやげっぷを防ぐのには、皮ごと食べることです。皮に含まれるミネラルが糖質の異常発酵を抑えガスの発生を消してくれます。又、バターなどの脂肪分と一緒に食べるのも一法です。やはり伊達に皮がついているのではなさそうです。皮も人の役にたっているのです。



 いいのでしょうか。イラクに派遣する自衛隊に対戦車弾を携帯させるなんて。自爆テロを目的にした車両の阻止をする目的で携帯するそうです。武器を持って支援にいくことは、平和憲法に違反します。平和を世界に広めていく役割こそ平和憲法を持つ国の使命です。国連のアナン事務総長も国連憲章に反していると非難しているこの戦争に追従するだけの政府に怒りをぶつけないのは日本だけです。ブッシュもブレアも支持を失って、その税金の使い方を非難されています。

 バクダッドの国連現地本部が爆破されました。このテロは非難されるべきものですが、ここまでしなければならない現実を考えないと解決はないのです。テロとの戦い、テロ撲滅と仕掛けた戦争は、さらなるテロを増大させ、イラクのみならず中東全体を混乱と果てしない暴力の泥沼に追いやっています。
 今からでも戦争放棄を謳った憲法を持っていることを思い起こせば、武器を持った自衛隊を派遣することが間違いだと気づくはずです。