やさい通信
2003年10月27日(月)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
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本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。 
  小比企町の鈴木さん   
     館町の田中さん     
ごぼう
ピーマン
にんじん
水菜
紅あづま


ピーマン


 時期外れにピーマンが成りました。夏に傷ついたのをそのままにしていたら、今時分小ぶりですが、収穫出来る程になりました。秋のピーマンも目先が変わっていいかなと思いセットしました。ちょっとばかりピーマンを楽しんでください。
水菜


 先週の水菜とルッコラのサラダセットはいかがでしたか。私は水菜のシャキシャキとした茎の白い所が美味しくて山盛り食べました。ドレッシングはあっさりとしたフレンチドレッシングが合います。もちろん炒めたり、鍋物に入れたり、漬け物等でも美味しくいただけますが、今年は水菜サラダのブームなんでしょうか。

 ぶどうの生産者佐々木さんご夫婦が今年最後のぶどうの納品に事務所に見えたとき、自家製の水菜のサラダを大きな入れ物に一杯作って来てくれました。自家製のラディシュが彩りに添えてありましたり、皆でお昼にいただきました。佐々木さんは今年、腰の手術をして大変な年でした。腰の中に何でしたか針金ではないと思いますが、入っていて固定しているそうです。本人は昔は大変な手術だったが、今はそんな大変なものではないような事を言っていました。やはり腰ですから大変だと思います。今年は美味しいぶどうをお届けしました陰に、こんな話が潜んでいたのです。ぶどうがお配り出来るか心配でしたし、佐々木さんの体も心配でした。

 ぶどうはきれいな逆円錐の形をしていますが、ぶどうが勝手に先に行くと細くなるように気を使ってくれるわけではありません。手で一つ一つ房毎に選定して実を落としてああいう形に仕上げるのです。枝に付いた房を選定するだけではなく、一つ一つの房のなかの実を選定するという仕事の結果、あのぶどうが食べられるのです。感謝です。ご存知かと思いますが、頭の少し上くらいの高さに伸びた枝に下がるぶどうですから、手を頭の上に上げて上を向いての作業になります。佐々木さんはその重要な仕事を決して人に任せないで自分で全部やるそうです。実が落ちるのを防ぐための薬剤処理など行なわないので、作業はよりハードかと思います。美味しいものを食べるのには、それが慈しまれて育った経過があるのですね。
 
紅あづま


 関東地方で多く生産されているさつまいもの品種です。皮は濃い赤紫で繊維が少なく甘み系です。特性を生かしてスイートポテトやきんとんなどに使われる種類です。皮の色を生かして皮ごと使う料理もいいかと思います。さつまいもにはデンプン質を分解して麦芽糖にするアミラーゼという酵素が含まれています。この酵素は50〜60゜Cの加熱が長く続くと活発に作用して甘みを増します。煮たり、ゆでたりするときは、ゆっくり水から加熱します。50〜60゜Cの温度帯が長くすることで甘みを聞き出されます。石焼きいもが甘いのは、60゜C位の温度の小石に埋めて、じっくり中心まで加熱するからです。アミラーゼがしっかり働くのです。

再び注文書


 散田町の坂根さんからです。注文書が見やすくなって助かっています。控えは無用?紙がもったいないなーと思っていたのですが、注文書と一緒なってそんな心配もせずにすみました。注文書、控え、OCRの3つをつき合わせなくて済むのでメリットですね。

 坂根さんやその他の方に注文書見づらいというご意見いただいてから、づっとどうしょうか考えていました。ですから坂根さんに使いやすくなったと、ご意見いただくととても嬉しく思います。紙の無駄のことも何人かの方に言われていましたし、必死で考えて今の形にしました。 話は全く違いますが、中曽根さんどうするつもりなんでしょう。年を重ねても仕事が出来るって素晴らしいことです。でもハードな仕事は当然無理でしょうし、自分のペースで仕事が出来たら最高です。中曽根さん、NPOでも立ち上げて国会議員を監視する恐いおじいさんになったらいかがでしょうか。余談でした。