やさい通信
2003年8月25日(月)
福富りえ子
八王子市東浅川553
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本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。 
  小比企町の鈴木さん   
     館町の田中さん     
ゴーヤ又はオクラ
たまねぎ
なす
かぼちゃ
葉しょうが


かぼちゃ


  今年の日照不足は、夏野菜にとって危機的です。何とか台風にもめげず頑張ってきましたが、夏野菜も終盤にかかり、もうそろそろ秋冬野菜の植え付け時期に入ります。

 かぼちゃは緑黄色野菜の代表格野菜です。豊富なビタミンAをはじめ、食物繊維、ビタミンB1、B2、C、カルシウム、鉄、リンなどのミネラルバランスが良く含まれています。胃の調子が悪い時、かぼちゃのポタージュやクリーム煮を食べると消化がよくなります。中国では、かぼちゃは上腹部をじょぷにする食べ物とされています。食物繊維に富んでいるので便秘解消にも役に立ちます。

 かぼちゃは皮が硬いので、切るときは大き目の包丁で安定させた状態で切ることが大切です。半分から3等分くらいに切ったらスプーンで種とワタをきれいにかきとります。皮はカロチンなどの栄養成分が豊富なので、なるべく皮ごと調理したい野菜です。

葉しょうが


 先週のと比べますと葉の丈が短い品種です。打越町の安井さんからです。スーパーの野菜売り場で葉しょうがを見かけて、欲しいなあーと一瞬手が伸びましたが、まてまて、もしかして、と思い止めて帰りました。帰宅して箱を開けたら、やっぱり入ってました。鈴木さんに感謝。今夜はさっぱりいただきます。

 虫の知らせとでもいうのでしょうか。そういうことって多々あります。何となく予感がするみたいな。晩ごはんにカレーが食べたいなと思って家に帰るとカレーが作ってあったりした経験ありませんか。テレパシーとか透視とか大げさに言わなくても、不思議な体験をすることってあります。何気なく過ぎてゆく生活の中で。

たまねぎ


 小ぶりのたまねぎです。毎日の食生活に欠かせない野菜です。たまねぎの持つ独特の辛みは硫化アリルで、これはビタミンB1の吸収を助け、肉や魚のにおいを消す働きをします。たまねぎは野生種が見つかっていないので原産地を特定することが出来ないそうです。インド北西部、中央アジア南西部あたりが有力説になっているようです。ミステリアスな野菜です。

 エジプトではピラミット建設の報酬として支払われていたとかいう説もあるようです。旧約聖書や千夜一夜物語にもたまねぎを食べたりする話があるそうです。原産地は不明でも古代から栽培されていたことは間違いないようです。ただし日本には19世紀になってから来たようです。本格的に栽培され始めたのは明治中期以降です。

 たまねぎを切ると涙が出るのは、硫化アリルが揮発して涙腺を刺激するからです。繊維をつぶさないように切れば揮発成分が抑えれれます。よく切れる包丁で切ることがコツです。

 生のたまねぎを刻んでガーゼに包み、枕元に置くと不眠解消に役立つそうです。揮発性の成分が神経を安定させるようです。涙腺を刺激して涙を出させる成分が精神を安定させる作用を持ち、精神疲労を取ってくれるのです。不眠のために夕食に生たまねぎを食べるのなら水にさらさず食べます。たくさん食べますと刺激が強いので注意です。

 生のたまねぎを1日に2分の1個食べると善玉コレステロール値が上がるそうです。加熱したたまねぎでは効果がないようです。又紫たまねぎでも刺激がないので効果がないようです。血栓が出来ないようにする働き、血栓を溶かす働きは、生でも加熱してもあるそうです。みじん切りにした生のたまねぎに、しょうゆ、ごま油、かつお節、ドレッシング等かけて食べると良いようです。