やさい通信
2003年8月18日(月)
福富りえ子
八王子市東浅川553
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本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。 
  小比企町の鈴木さん   
     館町の田中さん     
なす
枝豆
ししとう
葉しょうが
葉みつば


葉みつば


 先週は夏休みで変則配送になり、ご迷惑おかけいたしました。梅雨があけたと思ったら台風で野菜もさんざんです。先週は急きょ、予定していたのを変更してお届けして、難をのがれました。鈴木さんは、日照不足でトマトが壊滅的な上、今度はきゅうりが打撃を受けてしまいました。田中さんもトマトがやはり赤くならずに収量が少なく、台風で自慢のナスまでダメージをうけてしまいました。多品種を作っているので、こういう時も困りません。ただ1年待って夏になって太陽を浴びたトマトがたらふく食べたいという希望は、叶えられずに秋になりそうです。

 路地物みつばです。日光の元で栽培された緑の濃いみつばは、カロチン、ビタミンC、鉄の含有量が多く栄養価が高めです。歯ざわりと香りをお楽しみください。熱を加え過ぎますと色も歯ざわりも悪くなります。ゆでて使う場合あく抜きの必要がないので熱湯にくぐらせる程度で冷水にさらします。

葉しょうが


 成育しはじめのしょうがで葉をつけたまま出荷します。根元がちょっぴり紅色になる夏に食べます。茎を10センチ程度の長さに揃え上の部分を取り、根の細かい筋に土が残らないよう洗って、みそをつけて食べます。その辛みが心を落ち着かせ、胃の中をすがすがしくさせます。三杯酢に漬け込んで食べても美味しいです。

 英語でジンジャーといいます。語源は角の形をしたものという意味のサンスクリット語からきており根茎が鹿の枝角に似ていることに由来しているそうです。ジンジャーエールという飲み物があります。ジンジャーエールのジンジャーはしょうがですが、飲み物として売っているものが、実際本もののしょうがが入っているか香料にジンジャー色をつけているだけなのかよくわかりません。

 ヨーグルトの磯沼さんがインターネットで調べて19世紀のジンジャーエールのレシピが見つかったと言って、しょうがとレモンなどを使って作ったジンジャーエールを再現してみました。内容物については私は承知してないので作り方はわかりません。作った日にちがビンに書いてありましたので、おそらく何日かおいて発酵させるのだと思います。

 これぞジンジャーエールの名にふさわしいと思える飲み物でした。しょうがの味と香りがして、疲れた夜に飲んだときは眠りを誘引、かんかん照りの外で飲んだときは喉の渇きを癒してくれました。ジンジャーエールとは、サイダーに色がついたものかと思っていた認識が崩れました。おすそ分けできないのに美味しい飲み物の話だけしてすいません。かつては時間と手間をかけて作った飲み物も今では、自販機にお金を入れれば出てくる生活になりましたが、本物とはかけ離れたものになっていることを知らずにいるのだということを認識しました。

 磯沼さんは牛の乳を使っていろんな飲み物を作ります。夏のジャージークラブ磯沼イベントにいらした方はご存知だと思いますが、牛乳酒やカルピス風飲み物、練乳などなどです。今度は牛乳の発砲風のお酒とジンジャーエールをつくりました。ジンジャーエールは牛乳を使いませんが、手法が同じようなので作ったそうです。私はお相伴に預かるだけです。今年の夏のイベントは8月23日(土)です。ジンジャーエールがあるかは未定ですが、牛のももの丸焼きなどダイナミックな屋外食が楽しめます。是非お越しください。



 あきらめきってしまっているのでしょうか。ぬるま湯の蛙なのでしょうか。熱湯に蛙を入れると熱さで蛙は飛び跳ねる、しかしじわじわと暖めていくとぬるま湯の暖かさに危険を感知することが出来ないで、気がついたときは熱湯になっていて死んでしまうという怖い話です。平和をうたった憲法がなし崩されていくのをあきらめきった目で見ているだけではいけないはずです。8月15日、歴史を風化させずに、歴史を語り継ぎ、反省してこそ平和は受け継がれれいくのだと思います。イラクで戦死者をだすかも知れないと心を痛めているのは、一人でないはずです。