やさい通信
2003年6月9日(月)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
E-mail:yasai@din.or.jp 
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本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。 
  小比企町の鈴木さん   
    館町の秋間さん    
大根
とまと
きゅうり
サニーレタス
ごぼう

 
ごぼう


 夏ごぼうです。八王子産では珍しいのでお値段は張りましたが、入れました。初夏に出回るので夏ごぼうとか新ごぼうと呼ばれています。冬のごぼうより香りが際だっており柔らか目です。今が旬のどじょうと組み合わせた柳川鍋に、新ごぼうはなくてはならないのもです。

 町でどじょうをあまり見かけませんが、浅草へ行った時どじょう専門店で、食事をとったことがあります。当たり前ですが、右も左も前も後ろも皆どじょうを食べてました。人生の中で、どじょうは数えられるほどしか食べたことがありません。一緒に食べた人のこと共々忘れられないウフフ?の思い出です。

 ごぼうは収穫に手間がかかります。中国産のごぼうが市場を席巻し、国産ごぼうがどんどん減少しています。しっかりごぼうを地場で作っている人たちがいます。しっかりご賞味ください。新ごぼうの香りを生かすには、皮側に旨みがあるので、たわしでこする程度に皮をむきます。にんじんと相性がいいのは、ご存じの通りで、一緒に調理しますと風味がまします。

 にんじんと一緒にきんぴら、かき揚げ、煮物、汁の実、サラダなどいかがですか。本日単品でにんじんをご注文の方へは、秋間さんの新にんじんが行きますので、それと組み合わせますと、さらに相性がいいと思います。

とまと


 日照が少なかったせいか5月中は、ほとんど赤くならずに単品でご注文いただきました方は、欠品やら減量やらでご迷惑おかけいたしました。その分、今になっていっきに赤くなりました。ままならないのが、農作物の収穫時期。たくさん出来たら、食べていただく時期到来です。とまとは、お値段が張るのでちょっと考えました。今日の通信は出だしがお値段で、又、お値段と思われたかも知れませんが、お値段が張るごぼうにとまとの組み合わせの上、きゅうりも豊作で、今日のセットは、お得です。

 愛のりんごはスペイン、天国のりんごはドイツ、黄金のりんごはイタリアと、とまとにまつわる伝説は多いようです。日本では赤なすと呼ばれました。インカ帝国の時代に栽培されていたようで、滅亡後ヨーロッパに伝わりましたが、青臭さから食用にはならなかったようです。イタリアで、とまとソースが作られてから、品種改良が進み、今では世界中で栽培されています。日本には17世紀に伝えられましたが、やはり最初は観賞用だったようです。

 ビタミンCの多い緑黄色野菜です。「とまとのあるところ料理のへたな人はいない」というヨーロッパのことわざがあります。とまとには旨みの成分グルタミン酸がたくさん含まれているからです。サラダに使うだけではなく、ソテー、煮込み料理、炒め物、グリルやグラタンなどの加熱調理にもどうぞ。煮込む場合は必ず皮をむいて使います。

 一年中使われますが、夏が旬です。ご賞味ください。



 1日、八王子市役所付近の浅川河川敷で行われた「みんなちがってみんないい」は、土曜日の雨から一転して、蒸し暑い天気で、盛況でした。牛のルナちゃん、やぎ、サフォーク、子牛が参加しました。いつもは前日に牧柵を作って、その中に離しておくのですが、今年は大雨のため用意も出来ずに牛さんたちは杭にロープで繋がれました。牧柵がないので、見学の人は、ベタベタと牛たちと友好を深めてました。

 乳搾り、サフォークの毛刈と身近に体験していただけたかと思います。ジャージー牛のルナのお乳はぱんぱんに張ってました。ルナの絞り立てミルクをコーヒに入れて飲みました。ミルクの味と香りが濃厚でコーヒーの風味が消えてしまいました。これは殺菌してないミルクなので、身内が内緒内緒で飲んだミルクです。

 子牛のもも焼きは、いつもながら大人気で、長蛇?の列でした。「みんなちがってみんないい」は、国際色豊かで、珍しい物や食べ物の販売や音楽、踊りもあり、楽しいイベントです。私も白檀のブレスレッドとパッチワークのスカートを買いました。まだ、参加されたことのない方、来年は時間がありましたら、是非のぞいて見てください。