やさい通信
2003年5月26日(月)
福富りえ子
八王子市東浅川553
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本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。 
  小比企町の鈴木さん   
     館町の田中さん    
   小比企町の小杉さん  
春菊
スナップエンドウ
かぶ
大根
 キャベツ

 
キャベツ 

 久しぶりにに小杉さんの野菜です。相模原の大島の畑で作っているので、八王子産より早めの収穫が出来ます。まだ八王子の畑では、キャベツは取れません。前回の秋間さんのキャベツもそうでしたが、距離はそんなに離れていないのに、温度が違うので、成育時期が少し違います。小杉さんのキャベツご賞味ください。

スナップエンドウ


 筋を取って、熱湯で塩ゆでします。さやごと食べます。ゆでかげんが、おいしさのポイントです。塩はたっぷりめに入れ、生からゆであがった瞬間にざるにあけます。ゆで足りないと生っぽさが、残りますし、ゆで過ぎると柔らかくなりすぎるし、微妙です。ざるにあけてから余熱でゆで加減が多少進みますので、そこを見越して、ゆだったという瞬間、ざるにあけるのが一番美味しく食べるこつです。

 私などは、スナップエンドウをゆでる時は、ゆでている鍋から一時も目を離さず、摘んでゆで加減を食べてみてから、ざるにあけています。だいたい2回ほど試食すると良い出来具合になります。後は冷めたのをサラダにして食べます。次回はもうないかもしれません。収穫期間が短いので、まだ食べたいという気持ちを来年まで残す野菜です。

春菊


 香りに癒される野菜です。春菊の芳香精油分には、整腸作用があります。咳を鎮め、タンを切る働きもあります。汁は、心臓の働きを助けるともいわれています。カロチン、ビタミンB2、食物繊維を多く含む緑黄色野菜です。カルシウム、鉄、マグネシウム、銅などのミネラル類も豊富で、アクが少ないので茎の太いところを除いて生食も出来ます。今日のお薦めは天ぷらです。ざるそばに春菊の天ぷらの組み合わせはいかがですか。かぶの塩もみを添えて。

 春菊に含まれるビタミンCは、収穫して時間が立つとだんだん減少していきます。鮮度は美味しいばかりか、鮮度は栄養もあるです。葉菜類は根菜類より鮮度によって栄養価が違ってきます。

 葉菜類をゆでるのには、熱湯に入れて、さっとゆであげます。葉緑素が変化しないようにするためです。ゆでたらすぐに冷水に取り熱を取ることで色良く仕上がります。一方根菜類は、水からゆっくりゆでます。

漬け物


 かぶも大根もキャベツも漬け物になります。野菜は煮物、炒め物、焼き物、等の他漬け物という楽しみ方が出来ます。ぬか漬け、塩漬け、しょうゆ漬け、酢漬け、等々いろいろあります。漬け物を手軽に楽しみたいですね。

 塩水が膜を通して濃いところから薄いところ移り、同じ濃度になることを浸透圧とういそうです。漬け物は浸透圧のメカニズムで出来上がるのです。野菜を塩分の濃いものに漬けておくと浸透圧で味がしみ込み、塩味やしょうゆ味やぬか漬けの漬け物になるのです。漬け物というと保存食というイメージでしたが、最近ではサラダ感覚で楽しむ食べ方が増えています。6月後半に扱います浅漬けの素を試食できゅりとかぶを漬けてみました。香ばしい臭いがする液で、簡単に漬かり、おいしいのでお薦めです。



 あれよ、あれよと言う間もなく、有事法も可決してしまいました。何かがあったらどうするか、ではなく、何かがない世界を目指せばいいのにと思いませんか。平和を希求するなら、有事を想定する論理はあてはまりません。そんな法律を通したことで未来に平和を約束出来るのでしょうか。