やさい通信
2003年5月12日(月)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
E-mail:yasai@din.or.jp 
Home Page: http://www.din.or.jp/~yasai/
 

本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。 
  小比企町の鈴木さん   
     館町の田中さん    
    大谷町の木下さん   
レタス
小松菜
きゅうり
かぶ
大根

 
木下さんの野菜


 木下さんの野菜が入るのは久しぶりです。2000年の春にレタスが入りましてから3年ぶりです。父親が亡くなって、その後母親の体調がすぐれず、介護を第一に考えたいという木下さんの希望で、しばらく野菜作りを止めていました。昨年あたりから再開したようです。木下さんの野菜は東京都の品評会で、優等賞を何度も取っているものです。

 かつて木下さんは畑と道路の境に花をたくさん植えていました。全部の畑ではありませんが、木の下さんを訪ねるた時、その花を見て欲しいと案内してくれました。道路より50センチほど高くなっている畑があります。そこの斜面にいろんな花々を植えていました。何故そこの畑の境に花を植えるのかと言いますと、そこが通学路だからだそうです。子どもたちが通る道だから植えていると言っていました。種を買うのに1万円ほど掛かったと言ってました。1万円もかけて子どもたちの通り道を楽しく飾る木下さんに目を丸くしてしまいました。木下さん自身の子どもはいません。

 ハウスを見に行ったのに花の談義になりました。この話で木下さんの人柄が想像いただけると思います。最近も花を植えているかどうか、聞いてないので分かりませんが、どうなんでしょうか。そんな木下さんの野菜です。それを食べる人のことを思って作っているに違いありません。ご賞味ください。

きゅうり


 初物です。伊勢原野菜できゅうりを入れましたが、八王子産では、初めてです。急にたくさん取れだし、先週は、木曜日から急きょセットに組みました。木、金配送の方にとっては続けての2回目です。気温が上がると自然に食べたくなる野菜です。

 歯触りや味覚を楽しみ、食を進める野菜です。しぼり汁は、へちま水と同様、脂性肌の化粧水になります。ただし、ビタミンCを酸化する酵素が含まれているので、ほかの野菜と混ぜてジュースにするのは避けます。

かぶ


 かぶはどのように召し上がっていますか。5ミリ厚さの半月切り、塩をまぶして軽く揉みます。葉はよく塩で揉んで、根と合わせます。サラダ風の浅つけが出来上がります。塩がかぶの甘みを引き出し止められないおいしさです。是非お試しください。

 かぶには胃腸をあたため、冷えから来る腹痛を和らげる作用があるため、昔からお腹の薬と言われています。又、体内の余分な水分を排除する働きもあります。かぶをすり下ろし「、ガーゼで絞り、その汁をつけると虫さされに効くとも言われています。あくのない味なので和風、洋風料理に合います。火が通りやすく、味もしみこみやすいので、煮崩れに要注意です。

お茶摘み


 10日(土)晴天の元、武蔵村山の森谷さんの茶畑で茶摘みをおこないました。狭山茶です。40人の人が参加、新芽を摘みました。摘んだ葉は1週間後にお茶になって摘んだ人の手元に届きます。手摘み茶です。最高の贅沢ですね。

 森谷さんからは、ジャガイモや落花生をいただいています。「やさい畑」用に、お茶はいただいてませんが、事務所で飲むお茶は森谷さんの粉茶です。

 お昼は、小比企の鈴木さんのまだ若い春菊、森谷さんのタラの芽、勝沢さんの竹の子、お茶の葉の天ぷらを揚げました。1時間くらい天ぷらを揚げ続けましたが、あっという間に食べてしまい、気持ちよく食べきりました。新芽の茶葉の天ぷら召し上がったことありますか。後味に残る、ほろ苦さがおいしくて、やみつきになる味です。勝沢にいただきました大きな竹の子は、鍋に入り切らない長さで、3等分して、ゆでました。今年は竹の子が不作で由木さんから勝沢さんに変更して皆さまにお届けしたものと同じです。大きくても充分柔らかく良いお味でした。

 タラの芽や竹の子は、自然の恵みを労せずいただくだけのように感じるかも知れませんが、消費者が知らない苦労もあるのです。大きくなった竹を切り取ったり、それなりの手入れをしなくては、畑は維持出来ません。かなりの重労働です。そんなことに理解をしていただい召し上がっていただくとありがたいです。