やさい通信
2003年1月10日(金)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
E-mail:yasai@din.or.jp 
Home Page: http://www.din.or.jp/~yasai/
 

本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。 
    小比企町の鈴木さん   
     館町の田中さん    
    高尾町の安田さん   
白菜
にんじん
大根
ほうれん草
小金いも


小金いも


 皮が白いさつまいもです。皮が薄くホクホクしています。薄味で煮たり、天ぷらなどでお召し上がりください。味噌汁の具にしますと、甘い味噌汁になります。さつまいもやかぼちゃの味噌汁は飲んだことがなかったのですが、「やさい畑」をやるようになっとて、昼食に余り野菜で味噌汁を作る人がいて、かぼちゃやさつまいもの味噌汁も作ってくれます。甘い味、野菜の持っている甘みですが、意外と美味しくて、食べるようになりました。

 個々の家庭の味や材料が、あって、それで習慣付くと慣れていまい、違う食べ方などを人がしているのを知ると、また、同じ野菜でも新鮮な感じで食べられます。久々に弥生さんの野菜です。ご賞味ください。



 1月9日の朝日新聞に磯沼さんの写真がありました。角度が悪いのか実際よりお腹が大きく写っている磯沼さんの写真入の記事はスローフード。スローフードの意味は、ファストフードに対抗する言葉で、風土に根ざした料理を大切にする、良質の素材を供給する生産者を守る意味だそうです。磯沼さんと、さいたま市の和菓子生産者西田さん、日野の農家石坂さん夫婦が紹介されていました。

 横文字を使わなくても身土不二、身と土は一緒だよって言う、地域風土の作物を大事にする言葉は、昔からあります。イタリアの食文化を見つめ直すスローフードの流れは、すばらしいけれど、地域の食を見直す運動をイタリアに学ばなくとも、スローフードなんて、言葉を使わなくても地域の素材を地域の人が食べる事を実践をしている人たちがいます。磯沼ヨーグルトを食べ、弥生さんのいもを食べている貴方です。ちょっとキザナ言い方でしたかしら。

 反対に、磯沼さんのように牛を飼育し、ミルクを絞っているやり方を、スローフードって言うのだと知った次第です。



 宍道湖のしじみをお願いしている島根県松江市の「しじみネットワークワーク」事務局から「お礼と今後の方向性」という文章が昨年暮れに届きました。宍道湖のしじみは、本当に美味しくて、味噌汁にすると最高です。

 1988年、中海、宍道湖淡水化事業が凍結されました。凍結から14年目、2002年11月29日、長野県知事が中止を表明しました。しかしながらすでに出来てしまっている水門や干拓堤防に水の流れが妨害され、新陳代謝が減少して水質悪化は進みつつあるそうです。現在元気なしじみも心配ということです。

 凍結と中止では、大きく違います。凍結だと出来てしまっているものに手をつけられません。中止だと、昔のような湖に戻し、環境悪化を防ぐ手立てを取ることが出来ます。不必要な公共事業を反省し、水質改善に向けて進んで欲しいと思いますが、堤防を壊すのにも費用がかかり、県はあいまいな態度のようです。国が決めた事業です。国が責任を持って環境を守る義務があります。

 淡水化事業をどうやって止めさせるかという目的は達成され、今後、生態系の復活が、課題だということです。おいしいしじみをいつまでもた食べ続けたいので、これからまだまだ残る問題をクリアするため、しじみの注文をし続けたいと思います。