やさい通信
2002年12月2日(月)
福富りえ子
八王子市東浅川553
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本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。 
    小比企町の鈴木さん   
     館町の田中さん    
かぶ
ほうれん草
オータムポエム
小松菜
小金いも


小金いも


 何度か入りましたので、多少はお馴染みになったかも知れません。黄白色の皮と実。味はホクホクです。陽光会のさつまいもを単品でご注文いただいている方に違う物と思ったのですが、葉ものが3点もあり、かぶの葉もあるので、さらに葉ものを入れるより、いもの方が日持ちがするので、いいかと思いまして入れます。

 さつまいもはご飯と同じ量を食べても、エネルギーは低く、便通がつくので太ることはありません。ガスが心配と言われる方、皮ごと食べることをお進めします。皮に含まれるミネラルがガスの発生を消してくれます。

 さつまいもの甘みが胃の粘膜を刺激して胃酸の分泌を促し、異常発酵を起こして有機酸を生じさせることがガスに関係しているそうです。又、酸度の高まった胃液が食道を刺激して胸やけやげっぷを起こさせるとも言われています。さつまいもに限らず栗や甘い物を過食すると胸やけがします。皮ごと食べたり、バターなどの脂肪分と一緒に食べるとガスの発生が抑えられるということですのでお試しください。

 さつまいも1本食べれば1日に必要なビタミンCが摂取出来ます。しかも加熱しても損失が少なく、効率の良いビタミン摂取源になります。ビタミンB1も多く疲労回復に役に立つ野菜です。

オータムポエム


 おひたしでも、和えものでも、炒めものでも葉もの料理でお楽しみください。秋の葉ものがない頃にたくさん出てくれると嬉しかったのですが、少しばかり遅れて出てきました。ほうれん草や小松菜と一緒になりましたが、それぞれに味が違いますのでご賞味ください。

かぶ


 小ぶりだった根も少しは、成長してきました。かぶには胃腸をあたため、冷えからくる腹痛をやわらげる作用があると言われています。体内の余分な水分を排出する作用もあり、解毒の働きがあるとも言われています。根に含まれる消化酵素ジアスターゼは大根より豊富です。葉も各種ビタミンがふんだんに含まれており栄養価の高いものです。捨ててしまうのはもったいない話です。

 和風、洋風共に利用できます。火が通りやすく、味もしみ込みやすいので長く火を通さないほうが煮崩れしないでいただけます。

いちょうまつり


 今年もいちょうまつりに参加しました。ジャージークラブという団体としてです。ジャージークラブというのは、牛のジャージー種から取った名前です。ご存じ美味しいヨーグルトの元になるお乳を出す牛の種類です。磯沼牧場の磯沼正徳さんが、地域に開放した牧場作りを目指している事に共感して活動しているいわば、牧場組織ややさい畑組織とは別団体です。

 乳搾り体験や牛とふれ合う場作りを街の中に作り出そうと参加しています。乳搾り体験が八王子の町の中で出来るなんて素晴らしいと思いませんか。小さいときに触れた牛の体、乳房きっと忘れないことでしょう。握りしめた指を親指、中指、薬指、小指としぼり進めていくあの暖かい感触、シューと出る白い乳、そんな体験をした子どもは、農業や酪農がどんなに大切か分かるにちがいないと思います。命の糧を大切にする大人にきっとなるにちがいないと思います。

 街の中に牧場空間を作り出すと一口で言っても、とても手間も資金もかかります。手間は惜しみません。前日から牧柵作りをします。当日は牛や羊の移動には特別な車が必要です。夜、動物を置きっぱなしに出来ませんので2日間で4往復です。牛の世話をするヘルパーさんも3〜4人必要です。今回、子牛が柵を越えて走り出しました。そんな時、牛を扱い慣れているヘルパーさんでないと捕まえられません。

 そういうことがきちんといちょうまつりの事務局で、理解されている思っていました。ところがそうではないことが、分かりました。10万程の経費が必要で今まで5万円の補助金をいただいて、何とか後は、物を売ったりして賄ってきました。今年は補助がなしということで、全額自前でやってほしいと言うことが前日に伝えられました。今年も補助がいただけるということで確認をしていたにも関わらずです。焼きそばなどを売っても知れています。特に今年の様に天気が悪いと用意したものは、ほとんど残ってしまい必要経費を生み出すどころか更にマイナスを重ねてしまいました。残念ですが、来年はおそらく参加出来ない状況です。いちょうまつりに農業や酪農は必要ないという評価なんでしょうか。