やさい通信
2002年11月18日(月)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
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本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。 
    小比企町の鈴木さん   
     館町の田中さん    
かぶ
ねぎ
ちんげん菜
ほうれん草
さつまいも(紅あずま)
陽光会のさつまいもご注文の方は
とういも


かぶ


 今年の野菜は収穫が全般的に遅く、秋野菜もなかなか出揃いません。こんな年もあるのでしょいか。自然環境などに左右される生物は思い通りにいきません。根の部分が小さ目です。大きくなるのを待ちましたが、気が長いかぶの様です。葉も食べられますが、やはり根が立派なのがいいですよね。小ぶりですが、ご容赦ください。葉はビタミンAやC、カルシウム、鉄が豊富です。汁の具や漬け物、炒めものなどでお召し上がりください。

さつまいも


 みかんと同じくらいのビタミンCが含まれています。加熱しても6割以上が損失しないで残ります。ビタミンCは水に溶ける性質があって煮ると煮汁の中に溶け出すのが普通ですが、さつまいもの場合表面のデンプンが加熱すると糊化するので、中のビタミンCが煮汁の中に出ていかないのです。

 カロチンも含まれ、食物繊維で整腸作用もあります。便秘を防ぎ体調を整えます。ヘルシー食品として人気です。飯村屋さんの芋ようかんは例年、田中さんのさつまいもで作ります。今のところ白いさつまいも、小金千貫で作っていますがそのうち紅あずまに切り替わります。別々に食べていると違いが分かりにくいのですが、食べ比べますとさつまいもの種類によって味が違います。どちらが美味しいというのではなく、どちらも美味しいのです。微妙に味の違いがあり、それぞれに美味しく甲乙付けがたいのです。芋ようかんも人気品です。色もさつまいもの自然の色で秋のお進め品の一品です。一度ご賞味ください。

 陽光会の金時を単品でご注文の方には、とういもが行きます。金時は紅赤ともいいます。食物繊維が多いのが金時、セットに入れました紅あずまは繊維は少な目ですが、どちらも甘みが強く、どちらもホクホクです。焼き芋に使われる種類です。金時はきんとんなどに使います。紅あずまは繊維の少ないところを利用して裏ごししてスイートポテトなどお菓子を作っても美味しいです。八頭?のような味の芋です。ホクホクした粉質で煮崩れしにくい芋です。京料理で鱈と炊き合わせた伝統料理があります。

ちんげん菜


 ちんげん菜といつも書きますが、漢字で書くと青梗菜です。中国菜の中で日本に最初に定着したのが、ちんげん菜です。ビタミンA、B群、C、ミネラル、鉄などが豊富です。ビタミンAの含有量はピーマンの約6倍、ゆでると8倍になります。油を使いますとビタミンAを効率よく摂取する事ができます。ゆでたり、炒めたりしても肉厚なので形が崩れたり、かさが減ったりあまりしません。茎の部分と葉の部分で調理の時は時間差をつけますと美しく仕上がります。

 便通をよくする野菜のひとつで、風邪の引きはじめに取ると豊富に含まれているビタミン類が効果を発揮します。中国菜の中で生産量、人気ともにトップです。



夏に取り扱いました寝ござやい草製品を生産している水の子から、い草和紙を取り寄せ、我が家のふすまの張り替えをしました。本当に「紙」という感じで、昔の紙製品のようです。落ち着いた風です。今はアイロンでピタリと張れるふすま紙があるのに、のりで張るの?と頼んだ人に言われました。素人ながら時間はかかりましたが巧く張ってくれました。裏地も張り替えようと売っている所を捜しましたが、アイロンで張り替えるのばかりで、糊付けで張る裏地を見つけるのに苦労しました。もちろん専門にふすま張りをしている所にはあるのでしょうが。お陰で気分良くふすまを見ながら睡眠を取っています。やはり素材は自然素材が一番良いですね。