やさい通信
2002年11月11日(月)
福富りえ子
八王子市東浅川553
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本日の「私のやさい畑」は、下記の6品目です。 
    小比企町の鈴木さん   
     館町の田中さん    
ラディッシュとミニレタス
ターサイの抜き菜
にんじん
春菊
さといも


ラディシュとミニレタス


 今年は秋になっても野菜の成育が悪く例年なら出過ぎるほど出るのに、ミニレタスも収量が少なくなっています。ラディッシュと組み合わせましたので、サラダでお召し上がりください。ラディッシュは別名、はつか大根とも言います。20〜30日で収穫出来るところから出来ることからその名が付きました。植物学的には大根の一種です。鮮やかな赤と形の可愛らしさとで飾りや彩りにお使いください。

ターサイの抜き菜


 ターサイの抜き菜は、始めて入れます。形はターサイの体をなしていませんで、小松菜のようになっています。柔らかめですが、ターサイと変わらず食べられますので、入れることにしました。葉ものの出が遅いので考えて見ました。中国野菜ですので、炒めものやクリーム煮、スープが合います。おひたしやあえものなどにもむきます。葉柄が少ないので煮崩れしやすいため、煮すぎないのがコツです。カロチン、ビタミンCが豊富です。

さといも


 さといもが今年は良く入りますが、豊作です。秋が旬ですが、貯蔵性がいいので春近くまであります。冷蔵庫に入れますと傷みが早く来ます。新聞にくるんで5度以上の室温で保存すると持ちがいいようです。さといもと言えばおふくろの味ですか。おふくろの味に仕上げる煮方は、鍋の大きさがポイントです。できればさといもがひと並びする大きさの鍋で、さといもがかぶるくらいのだし汁を入れて火にかけ、12〜13分程煮てから調味料を加え、味が全体になじむように落としぶたをして煮ます。そのままゆっくり弱火で煮含めてできあがりです。

 煮る前に皮をむいたさといもに塩を振りかけ、手でもみ、軽く水洗いし、かぶるくらいの水と一緒にさといもを鍋に入れ3〜4分ほどゆでてぬめりを取ります。下ゆでをしてぬめりを取って含め煮にするのが一般的ですが、ぬめりを生かしてそのまま煮る煮方もあります。さといも料理を充分にお楽しみください。

春菊


 ステック春菊という種類の春菊で、サラダで食べると美味しい種類です。アクが少ないのでもともと春菊は鮮度がよければ生食出来ます。もちろん火を通す食べ方で召し上がれます。私は春菊をかき揚げ風に天ぷらにしたのが大好物です。春菊を食用にしているのは東南アジアの国々です。香り高くカロチン、ビタミンB2、食物繊維の多い緑黄色野菜です。



 もう正月用の品を選定する季節になりました。1年が過ぎて行きます。アメリカがイラクを攻撃しようとする気配に心労が重なります。湾岸戦争後の経済制裁や戦争の後遺症で多くの人が亡くなっています。アメリカを脅かす力があるとは思えません。平和の文字は遠いのでしょうか。