やさい通信
2002年10月21日(月)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
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本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。 
    小比企町の鈴木さん   
     館町の田中さん    
春菊
ネギ
葉付きにんじん
落花生
大根抜き菜


落花生


 伊勢原から毎年いただいていましたが、田中さんのは初めてです。殻ごと30分以上塩ゆでしてお召し上がりください。そのまま殻をむいて渋皮ごと食べます。たっぷり塩を入れてゆでますと塩味が中まで染みますので味を付けずに食べられますが、さらに少々の塩とバターで味をつけますと酒の肴になります。砕いてすりつぶして和えものなどにも使えます。

 殻の付いたものを「落花生」、渋皮のついたものを「なんきんまめ」、渋皮を取り除いたものを「ピーナッツ」と呼びます。殻付きかどうか渋皮付きかどうかで名前が変わる豆です。ちょっと違いますが栗は殻付きでも渋皮付きでも栗は栗という名です。

 原産地は中南米といわれていますが、わが国には江戸時代中国から伝えられたとされています。現在出回っているものは明治初期にアメリカから輸入したものです。

 にんじん


 にんじんは、カロチンが豊富な緑黄色野菜です。料理やジュースに利用されています。又西洋料理の香味野菜としてスープ、ソース、ローストなどの味だしには欠かせない野菜でもあります。

 にんじんの原産はヒンズークシ山脈とヒマラヤ山脈の合流山麓だそうです。アフガニスタンです。アフガニスタンへの空爆から1年立ちました。新たなテロとされる爆発がバリ島で起こりました。イラクへの攻撃も心配される中、武力攻撃を続けることでは問題解決ははかれないということが、何故わからないのでしょか。自国の利益のために他を踏みつけにしてきた結果を反省し冨を分かち合うことが解決の糸口だと思います。

 アフガニスタンから広まったとされるにんじんは北側から西に向かってヨーロッパへ、南側からインド、中国方面へと東西に伝播しました。日本には江戸時代後期にヨーロッパから長崎へと伝わったもの、ヨーロッパ回りアメリカ経由で入ったのが主流ですで、西洋にんじんと言われるものです。一方で江戸時代初期に中国から入ってきた東洋系は、現在京にんじんと言われ長さ30センチ前後の深い紅色をしているものです。最初にんじんは様々な色や形があったようです。白、黄、紅紫、黒紫などの色で、形も丸いの長いの様々あったようです。橙色色が主体になってきたのには、何かわけがあるのでしょうか。理由はわかりません。

樟脳油


 くすの木100%の樟脳油が水虫に効くと川町の高橋さんから「おたより」いただきました。食生活研究所で扱っている天然樟脳油で以前扱った物です。昔は防虫に使われていましたが、化学薬品万能の時代に作る人もあまりいなくなり、今に至っています。樹木や稲などにの害虫退治に使われていました。高橋さんに言われて私も買って置きながらそのままになっているのを見つけ出しました。虫にさされたのか、足首が腫れるほど膨らんでいた所に早速、原液を塗りました。かゆくてたまらなかったのが、かゆみが収まり、治りも早かったような気がしました。何度も何度も塗りました。薬品の様にスートした感じはありませんが、かゆみは消えました。

 先日、有機の精油を買いました。小さなビンに入って結構高いものでした。アロマポットに数滴たらし、寝室で香りを楽しんでいます。「やさい畑」で扱ったゆうかり油はお風呂場で使っています。ささやかな贅沢に自分で自分のご満悦に浸っておりました。ところがしまい込んでいた樟脳油に気が付かされこれも立派な精油ではないかと思ったのです。こんどアロマポットで焚いてみようと思いました。蚊が寄らないかも知れません。宝の持ち腐れにならずに良かったと感じました。高橋さんありがとうございました。
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