やさい通信
2002年9月30日(月)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
E-mail:yasai@din.or.jp 
Home Page: http://www.din.or.jp/~yasai/
 

本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。 
    小比企町の鈴木さん   
     館町の田中さん    
   伊勢原の亀井さん   
ねぎ
大根の抜き菜
又は白菜の抜き菜
きたあかり(じゃがいも)
小金千貫(さつまいも)
ほうれん草


抜き菜


 やっと抜き菜が育ってきました。まだ小さめです。そろそろ葉ものが恋しくなってきました。小さめでも葉ものが、食べたいという思いです。育ち具合でどちらかが行きます。どちらもおひたしでも食べられます。

 川町の高橋さんからです。昨日援農で鈴木さんの畑で、元気そうな色艶のいい大根の若葉が整然と植えられているのを嬉しく眺めてきました。楽しみにすることにしましょう。…‥その時ご覧になった大根菜です。いつも援農に行っていただきありがとうございます。高橋さんの様に何にでも感謝する気持ちで畑に行かれると野菜もそれに答えて美味しくなるのだと思います。植物も慈しんで育てれば、それなりに対応するのです。音楽を畑に流すと成長が違うそうです。何の音楽でも良いというわけではないようですが。食べ物に、作った人に感謝していただける高橋さんは幸せな方だと思います。同じ大根を食べても感謝しながらいただけば大根の命も幸せに違いありません。

 “八王子を食べる”というキャッチフレーズは、かつて朝日新聞が「やさい畑」を記事にしてくれたときのタイトルで、そのまま今も使い続けています。出始めの抜き菜から始まって収穫の最後まで食べるというスタンスは、まさに八王子を食べるです。畑を丸ごと食べるです。収穫の最後になりますと、理解していただきたいと思うような形の野菜もあります。先週ピーマンが入っていた方もいらっしゃるのですが、中に虫が入っていて、配送前は気づかなく、着いた頃には穴が開いて腐敗が始まっていたりして、ご迷惑おかけしました。“腐敗が始まっているもの=古い”というのではないことをお知らせしたくて書きました。きゅうりの綿かびによる腐敗、ピーマンの虫による腐敗いろいろ理由がありますが、古い野菜を入れていると思わないでいただければ有り難いです。

 畑には綺麗な野菜が並んでいるわけではありません。枯れたのや折れたのや、出来すぎたりしているのや小さいのこもごもです。特に無農薬だとロス野菜が多くなります。畑のことをよくご存じの方は、読んでいて退屈してしまうかも知れませんが、畑の状態を詳しく見たことがない方は、新鮮な話かもしれません。

 腐敗=古いとしましたら、ポストハーベストで腐敗を止めている収穫して時間が立った野菜は腐敗が遅くなりますので新しい野菜なんでしょうか。取れたて野菜の看板に反することは決してないということを信じていただくしかありません。ですから地元の野菜を地元の人にしかお配りしないのです。それはいつでも誰でも畑を見ることが出来るということで、生産者を信頼出来るということです。生産者に取りましてもどなたが食べているのかわかって、張りが出るのです。

 ですが信頼してても腐敗した物を食べることはできません。ご遠慮なさらないでご連絡ください。代替をお届けするか、値引きいたします。よろしくお願いいたします。

小金千貫


 これがさつまいも?ハイさつまいもです。白いさつまいもです。皮が薄くほくほくした食感です。薄味の煮物や天ぷらなどでどうぞ。南九州あたりで盛んに栽培されており、関西以西ではよく知られています。芋焼酎など加工用にもなっています。先週は普通の?さつまいもでしたが、今週は白いさつまいもです。それぞれに違った食感をお楽しみください。

 さつまいもにはでんぷん質を分解して麦芽糖にするアミラーゼという酵素が含まれています。この酵素は50〜60℃の加熱が長く続くと活発に作用して甘みを増す働きがあります。煮たりゆでたりする時は、水からゆっくり加熱することでさつまいもが甘くなります。

 おもな成分はでんぷん質ですが、カロリーは米や小麦の3分の1程度、熱に強いビタミンCや食物繊維が豊富です。甘くともアルカリ性のダイエット食品なのです。