やさい通信
2002年9月23日()
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
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本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。 
    小比企町の鈴木さん   
  伊勢原の亀井隆さん   
ねぎ
ニラ
葉しょうが
又はピーマン
さといも
伊勢原の大谷勝彦さん
さつまいも


葉しょうが


 秋風が感じられる頃になりました。秋冬野菜の植え付けが始まります。夏野菜の最後の葉しょうがが行きます。葉しょうがが整わない場合ピーマンになります。ピーマンも暑さが盛りを過ぎて小ぶりになります。

 地場野菜がありません。夏の名残の野菜で、今時分は申しわけありません盛りの頃の様なのが行かなくて。置いておいた野菜をお配りしているのではなく、間違いなく畑からの取りたてに違いないのですが、畑にあるのが、盛りの時期とは成りが違うのです。盛りでしたら小さくてロスになる野菜も貴重な野菜になります。傷んでいたりしましたらお手数ですがご連絡ください。端境期のお助けマン伊勢原の野菜、さといも、さつまいもが一緒に入ります。

 9月18日、都庁で「とれたて あんしん 東京農業」〜東京で生産された農産物を都民のみなさんに〜というフォーラムがありました。地域に愛される酪農を目指してのテーマで磯沼さんと私とセットで発表をしてきました。その他の発表者は、三鷹で野菜と花を生産し路地販売をしている石井さん、せたがやそだちのブランド野菜を生産し軒下販売が95%という大塚さん、伝統野菜のらぼうの出荷取り組みと地場野菜の直販場JAあきがわファーマーズセンターの乙戸さんでした。

 地域でとれた農産物を地域で消費する地産地消がテーマで東京農業を守ろうという意図です。平日の午後という時間帯ながら400人を越える方々が集まりました。まさに「やさい畑」は地産地消を実践しているわけです。農協の方か、違うのか、分からなかったのですが、会場に八王子からいらしていた男性が、「やさい畑」はいい。八王子農業の活性化だ。新聞に入っていたチラシを集めてみんなに話をしていると個別に誉めてくださいました。

 地場産地場消費だと、新鮮、安全という基本の事がクリアーできるが、同じ物が続くこと、端境期をどうのりきるかが問題になります。同じものが続くことについては、季節の物を食べるのだから、続くことが自然だとおっしゃってくださる方が多く、ご理解の深さに感謝しています。工場生産の規格品と違い不揃いの農産物が、流通に合わせるためS、M、Lといった肌着のような規格で選別され、差別化をつけるあり方は、やはり不自然です。しかし子どもの頃から規格化された野菜に慣れ親しむと、野菜は不揃いだという事が、分からなくなります。小さいにんじんがあると、こんなにんじんと口をついて出てしまうことは不幸な気がします。

 父親が亡くなって母親の介助で暫く休業状態にいる生産者の木下さんが以前、ウチのカボチャは大きくたって、小さくたって味は同じ、大きさが違うだけと言っていたのを思い出しました。

 話はそれますが、都庁の大会議場って立派な所です。第一本庁舎の5階にあるのですが、エレベーターがたくさんあって、どれに乗ったら5階に行くのか分からない、そこでデパートの受付のような都庁とは違和感のある服装した人に聞いてみました。受付は若い女の人ばかりで、職員なんでしょうか。委託員なんでしょうか。あの人たちは加齢したら、止めるのでしょうか。違う部署に回るのでしょうか。つまらないことばかり思ってました。

 終わった後、40何回でしたか展望室に行き、夕日を見ながらオレンジジュース飲んできました。磯沼さんは黒ビール飲んでました。いい天気の日で東京湾も見えました。東京タワーがただの鉄柱の様に見えました。エレベーターに乗ったとたん7階か8階に行く位の時間で40何回でしたか、高層ビルの最上階室に着いてしまいます。日常平行バランスが崩れそう。下りのエレベーターの中で、中年の女性たちが、夕日が沈むのが見えて良かったわと話していました。日本海に沈む太陽、琵琶湖に沈む太陽、感動的な日没を幾つか見ましたが、超高層ビルから見た日の入りは初めてでした。

ニラ


 アジアの山野に自生し、日本では9〜10世紀ころからすでに栽培されていたと言われています。多年草で暑さにも寒さにも強い野菜です。カロチンも豊富で、ビタミンE、ビタミンCが含まれる緑黄色野菜です。食物繊維も多く食欲増進効果があります。たまねぎ同様、硫化アリルを含んでいるので、体を温め、内蔵の働きを活発にします。

 おひたしでも美味しいです。切ってから調理するまで時間をおきますと、独特の匂いがきつくなります。調理の直前に切って使うことをお進めします。