やさい通信
2002年8月26日(月)
福富りえ子
八王子市東浅川553
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本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。 
  小比企町の鈴木さん   
   館町の田中さん    
きゅうり
かぼちゃ
モロヘイヤ
なす
九条太ねぎ


九条太ねぎ


  葉ねぎの一種です。京都九条が生産地だったことから、九条ねぎと名がつきました。九条の太ネギねぎです。青ねぎなので、緑のところを食べるねぎです。ただ細い葉ねぎのようにそんなに柔らかくありません。わかめとぬたにして食べました。ビタミン、ミネラルが豊富です。殺菌効果もあるねぎは食卓になくてはならない野菜の一つですが、夏に作っている人がいなかったので、入れられませんでしたが、今年は、田中さんから何度か、ねぎがでました。夏ねぎのせいか、ややかたい食感です。

モロヘイヤ


 ビタミン類、カルシュウム、鉄などが豊富な緑黄色野菜です。茎はかたいので葉のみを食べます。粘りが特徴のモロヘイヤは無農薬で育てやすい生命力の強い野菜です。ほうれん草と比べますと、カロチンは約3倍、カルシュウムは約8倍、ビタミンB1は約13倍です。又、ほうれん草と同じようにシュウ酸を含んでいますが極端に食べ過ぎなければ、ほうれん草同様心配はいりません。

 生のまま天ぷらや炒めものにしても、ゆででおひたしや和えものにしても合います。以外に美味しいのがみそ汁の実です。エジプトなどではスープにして食べるのが主流のようです。

きゅうりの綿カビ


 熱帯夜と言われるあの暑さから解放され朝晩は、薄着でいると寒い程です。どんどん大きくなっていた夏野菜の成りが落ちてきました。きゅうりもオクラも成長のスピードが遅くなっています。今まで5本と頼むと6本入っていたほど収量が、多かったのですが、成りによっては、頼んだ本数がきっちり入ります。と言っても何本頼んだかなどと、ご存知ないのですから、こんな話は関係ないかもしれませんが、本数が少ないなと思われるといけないので書いた次第です。

 先週同様、支柱を立ててそれに這わせるきゅうりと、地這いきゅうりが混ざります。見分け方は、地這いは地に着いた所が、薄い緑になっています。地這は、歯触りはシャキシャキしていますが、支柱きゅりより柔らかめです。自慢ではありませんが、地這いきゅりは市場になないと思います。

 きゅりに綿あめのような白いふわっとしたカビが、出ました。朝入荷した取りたてきゅうりを事務所の机に夕方まで置いておきましたら、ふわっと綿あめが広がったようになりました。きゅうりにカビが出ていたと連絡いただいていましたが、こんなふうになるのかと、目の当たりに見ました。綿カビという名だそうです。収穫した時は何でもなくても袋の中で、カビが発生するということです。地這きゅうりに出るカビで、昔のことを知っている人は、きゅうり畑に綿がかぶっている光景をご存知かと思います。

 カビが出たとご連絡いただきましたが、そんなわけで決して古いきゅうりを詰めているわけではないということをご理解いただきたいのです。農薬や防カビ剤を使っていないからとご理解いただければ幸いです。もちろんそこまでカビがでたきゅうりは柔らかくなり食べられませんし、隣り合わせになっているきゅうりに伝播しますので、他のきゅうりも食べられなくなってしまいます。土の微生物が影響しているのではないかと鈴木さんは言っております。

 そんな状態のがありましたら、お手数ですがご連絡ください。弁解するわけではありませんが、収穫した時も、箱詰めした時も本当に何でもないのです。

5頭目


 BSE5頭目。新聞の扱いも小さくなりました。ちょっとびっくりしたのは、昨年10月以降、全面検査を受けたのは約101万頭。うち95頭が一次検査で陽性。3頭以外は陰性が確認されているという新聞記事でした。焼き肉屋さんも活気を取り戻し、牛肉拒否は何だったのだろうと思うほどです。伊勢原という報道なので、伊勢原の亀井さんに連絡を取ってみましたが、ご近所ではないので、よく分からないということでした。亀井さんの回りにも酪農家がたくさんいます。酪農家の責任ではない部分で、背負わなければ事態に目がいかないで、検査をするから大丈夫という事に流れています。