やさい通信
2002年8月19日(月)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
E-mail:yasai@din.or.jp 
Home Page: http://www.din.or.jp/~yasai/
 

本日の「私のやさい畑」は、下記の6品目です。 
  小比企町の鈴木さん   
   館町の田中さん    
大葉
オクラ
きゅうり
ピーマン
なす
葉しょうが


大葉


 大葉が人気です。丈が高くなったので、葉は以前にお配りしたより、やや小さめになっています。今のうちに食べておきたい野菜ですので、入れました。ビタミンAがタッフリ補給できます。栄養過剰の時代ですが、ビタミンやミネラル類は不足しがちといわれています。土の栄養分を沢山もらって有機質で育った野菜を食べれば、そんな心配はいりません。肉食動物も草食動物の内臓や血液を取ることで、間接的に野菜を体内に取り入れています。肉の部分だけを食べていてはミネラルやビタミンが不足します。

 野菜が不足すると、肌も荒れやすくなりますし、集中力も欠け、いらいらします。野菜を充分に取って、いろいろな食品と組み合わせてバランス良く食べることが、月並みですが、一番いいのです。

オクラ


 別名青納豆と言われています。刻んで箸で混ぜるとネバネバします。このネバネバが、たんぱく質をよく消化する働きをして、粘膜の保護をします。この滑りはペクチンなどの繊維質です。食物繊維は消化吸収されないため、身体に役に立たないと言われていた時代もありましたが、ところがこの食物繊維、体の老廃物を排出させ、便秘をふせいでくれるのです。コレステロール、中性脂肪などを排出させる働きもあるのです。

きゅうり


 きゅうりが豊作で、いつも8月になると収量が少なくなるのに、今年は8月になっても勢いが衰えません。今までお届けしていました支柱を立てて、上に伸びていくきゅうりに混じって、地這いきゅりが行きます。きゅうりの一部が地につくので、日に当たらない所が、黄色ないし黄緑色になっています。運良く全面に日を浴びることが出来たきゅうりは、ぜんぶがきゅうり色ですので、色だけではどちらのきゅうりか見分けがつかない場合もあります。地這いきゅうりの方がやわらかい感触です。

 きゅうりは接ぎ木をして育てます。双葉が出た頃、継いでいきます。技術力が必要です。地這いきゅうりは接ぎ木をしません。どちらのきゅうりか、思いを馳せながら召し上がってください。以前に書きましたが、殺菌のため有機認証でも認められているボルドー(天然のもので出来ています)を散布していますが、これはかけても認証では無農薬扱いです。地這いきゅうりは、それも使っていない無農薬です。

 きゅうりの食べ方で一番お好きなのは、なんですか。私は、きゅうりを良質の塩で揉んで、良質の塩は甘みがあるのです。乱切りにしてキムチをまぶして食べるのが大好物です。口の中が、ヒリヒリと、胃の中がヒリヒリとするのが、何とも言えず美味しいのです。あっという間に何本も食べてしまいます。ご飯を食べなくても、お腹が一杯になるくらいに好きです。これは出来立て(まぶしたて)を食べるのが、最良で、時間が立つときゅうりの水気が出てしまいます。どんぶり抱えて、キムチきゅうりを食べる私を見て、ビールも飲まないで、よくそれだけ食べるよね、と言う人がいます。幼少の折りは、味噌でしたが、今はキムチです。

葉しょうが


 百邪を払う意味を名に持っています。名の通り殺菌作用があります。食欲のない時に食べると身体が気持ち良くなります。とてもお若い方から、質問がありました、葉しょうがは、葉を食べるのですかと。根を食べます。味噌をつけたり、三杯酢につけたりして。三杯酢に漬ければ、お寿司についているガリのようになります。茎を10センチほど残して葉は落とします。茎を持って味噌をつけて食べると、食は薬なりと感じる野菜です。

 本当の話をします。信じますか。胸やけがして、吐きそうでした。三上さんに頂いた梅干しを食べました。畑作民の林さんに頂いた畑作民の畑で出来た赤じそと富士酢の飲み物を飲みました。葉しょうがを味噌つけて3本ほど食べました。身体の中、胸から上がほっほと暖かくなり、気持ち悪いのが薄らぎました。いったいどれが効いたのでしょうか。自分でもわかりません。みんな良かったのかもしれません。相乗効果が働いたのかも知れません。あなたはこの話を信じますか。