やさい通信
2002年7月1日(月)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
E-mail:yasai@din.or.jp 
Home Page: http://www.din.or.jp/~yasai/
 

本日の「私のやさい畑」は、下記の6品目です。 
  小比企町の鈴木さん   
   館町の田中さん    
大葉
キャベツ
つる菜
長ねぎ
エシャロット
きゅうり
(きゅうりを単品でご注文の方はナス)


つる菜


 緑黄色野菜で、カロチン、ビタミンB1,C、ナイアシン、カリウム、鉄を多く含むヘルシー野菜です。胃の調子を整える働きもあります。茎が分枝し、地上を這うように半つる状に伸びます。葉は多肉質で表面に細かい突起があります。そのため食感は舌にザラっという感じがします。ゆでておひたしや和えものにします。葉は金気を嫌うので、手で、茎の真ん中をポキンと折って使います。茎は折って、葉は摘んで利用した方が、美味しく食べられます。

 色よくゆでるのには、たっぷりの熱湯に塩を少々入れ、手早くゆで、すぐに冷水に取り、ザルにあげて水気を切ります。夏が盛りの葉ものです。

 エシャロット


 小さな長球形の、玉ねぎの変種です。中国では古くから栽培され、東南アジアやアメリカでは葉を使う目的で栽培されています。ヨーロッパではお馴染みで、フランス、イタリア料理には良く使われています。

シチューなどに煮込んでもいいのですが、 白い部分に味噌をつけて生で食べますと大人の味です。

大葉


 無農薬の大葉は、貴重な存在です。日本で古くから栽培されている香味野菜です。加熱によって香りが飛びやすいので生で食べますが、片面に溶き粉をつけて天ぷらにすると格別です。刺身のつま、和えもの、漬け物、麺類や豆腐の薬味などでどうぞ。ビタミンAがたっぷりです。

ご意見くださった方へ


 匿名さんなのか、名前を書き忘れたのか分かりませんが、お名前のない「おたより」がFAXされてきました。どんな辛口のご意見も名前をきちんと出すことが原則だと思いますが、いかがでしょうか。今まで、お名前のないご意見は来たことがありませんので、少しびっくりしました。お名前が分からないと、言っていただいた事に対して、返事のしようがありません。もしそれを書いた方が、これを読んでくださらなかったら、ずーと誤解したまま「やさい畑」の野菜を食べることになります。

 謎が解ければ簡単なのに、謎が解けずに悩んで?いらっしゃるなら、すぐに電話でも何でもいただければ、その場で解決する事なのにと思った次第です。

 その1、JAのテープが巻いてある野菜についてご質問です。JAのテープがあるもの=市場に出しているものではありません。生産者がJAのテープを農協で買って、「やさい畑」に出荷する葉物を巻くのに使ったのだと思います。農協とつきあいがあれば、誰でも買えるものです。農協とつきあいのない生産者はいないと思うのですが。農業資材なども買っています。そこで買うと安いのかどうか知りませんが、別の包装資材のお店で買うことも出来ます。

  こちらで生産者に要望を出している事は、包装資材、テープも、塩ビのものは止めて欲しいということです。小さなテープと言えど燃すとダイオキシンが発生するものは使って欲しくないからです。JAと書いてあるものは止めてくれという対処にはしていません。

 その2、市場に出荷するものと配送されるものが同じかどうかというご質問です。「やさい畑」の生産者には、市場出荷している人は1人もいません。鈴木さんは、共同購入や「やさい畑」のような宅配と合わせて3カ所に出荷しています。田中さんは、「やさい畑」と某生協。小杉さんは「やさい畑」と某自然食のお店。安田弥生さんは、「やさい畑」と自分で開発した直接販売の所です。

 市場出荷と同じものかという根拠は、旬を過ぎて固くなったものや、芽が出かかってしまったものがあること。市場に出すことが出来ない商品ではないかということ。余ってしまったものが入っていることというご意見です。

 畑の作物には、山形の波があります。取れ始めで小さなのも、旬、終わりのものという3段階の波です。取れ初めは若く小さいけれど瑞々しい、旬一番美味しい、出盛りを過ぎた野菜。市場出荷してないから、畑を丸ごと食べる訳です。有機無農薬ですと市場出荷に比べると捨ててしまう部分が多い事をご理解いただくと有り難いのですが。
旬を過ぎても出荷します。ぎりぎり食べられる所まで。後の野菜は捨てられます。畑でたくさん捨てられている姿を見ると農業労働の果てしもない非効率さを感じます。もし機会がありましたら、畑を見てみませんか。

 皆様に新鮮で美味しいものを召し上がっていただけるよう努力していますが、農業は努力だけではだめなときもあります。天候、病気、等など。もしかして、市場に出せないものを箱詰めしていると誤解されているのなら、それは絶対にありえませんと申し上げます。芽が出かかっているものとは、具体的に何の野菜か言っていただけますと、ご説明できます。

 ご存知のとおり収穫した後、薬をかけるポストハーベストは絶対に行われていないのものみを扱っています。ですからすぐにカビが出たり、芽が出て、その対処に苦労?しています。例えばニンニクですが、あれは畑で芽がでないい農薬を散布します。由木さんのはかけてないので、すぐ芽がでてしまうのです。弁解のように聞こえるかもしれませんが、信じていただきたいのです。

 今いろいろな問題が明るみにでて、何を信じて良いのか分からなくなっています。そしてこの会は、お互いの思いが生産者と会員の絆をつないでいると思います。送られてきた野菜全てに満足するわけではありませんが、生産者の本当に人間の身体にとって良いものを作ろうとするひたむきな考えに賛同するからです。
〜野菜だけでなく、その他の商品にも、この会の良さがあり、ずっと続けたいと思っています。
〜会が発展するために、時には厳しい意見を交換する事が良い事かと思います。

 本当に本当に有り難いご意見です。お名前が分からないので、もっと詳しいお話が出来ないのが残念です。又是非、ご意見お寄せください。