やさい通信
2002年3月11日(月)
福富りえ子
八王子市東浅川553
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本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。 
   小比企町の鈴木さん  
    館町の田中さん    
   小比企町の小杉さん  
ネギ
小松菜
 里芋
サラダほうれん草
ブロッコリー


サラダほうれん草


 色も薄くほっそりとした生食用のほうれん草です。人気品です。その名の通り手でちぎってサラダでどうぞ。

ブロッコリー


 ブロッコリーはキャベツの変種です。食事が洋風化していく歴史の中で消費を伸ばした野菜です。ビタミンCの含有量が高く、レモンの2倍と群を抜いています。その他ビタミンA、B1、B2、カリウム、リン、カルシュウムなどのミネラルや食物繊維も豊富でほうれん草に負けていません。つぼみが集まった所を食べますが、茎はつぼみ以上に栄養があるので、捨てないで食べたいものです。ビタミンAとCが一緒に摂取できる美容食です。

 たっぷりの熱湯に少量の塩を加えてゆでますと、ビタミンの損失が少なくてすみます。茎とつぼみ部分を一緒にゆでる時は、茎を先に、つぼみを遅れて入れてゆで加減の調整をします。すぐに火が通るのでゆですぎないようにします。

 暖かい所に置くとすぐに花開いて、黄色になります。固めにゆでて冷蔵庫で保存するか、全体をラップにくるんだり、ポリ袋にいれるかし、冷蔵庫の野菜室に、すぐに入れてください。

ネギ


 葉ねぎですので青いところも食べられます。ビタミンAなどの栄養価が高いのは青い部分です。風邪の症状に薬効があったり、疲労回復効果があるのは、白い部分です。ネギを薄く刻んで水にさらし、かたく絞って酢と醤油で味付けし、おかかをかけて食べるとエネルギー食になります。


食品疑惑


 次々にラベルの改ざんが浮き彫りにされています。輸入を国産と偽ったり、産地を偽ったり、無薬飼料で飼育した鶏でないのに無薬飼料鶏などと虚偽ラベルを貼ったり、日にちを変えたりして利ざやを稼ごうとした結果です。そしてこんな改ざんを、消費者の方もあるのではないかと日常的に感じていたと思います。肉だけではありません、野菜もそうです。中国産ネギを国産と売っていたりしてます。魚沼産の米は、生産量を超えて流通しているし、無農薬と印刷された野菜出荷用のダンボール箱に、農薬散布をした野菜を詰めれば、無農薬野菜として流通してしまうわけです。

 生協にも改ざんされたものが納められていて、生協側は取引を中止したと新聞で報じていました。安心して食べられるものが売りの生協が、何故そんなものを掴まされるのかと考えますと、たぶん改ざん側だけに問題があったとは思えないのです。巨大組織の巨大消費の需要を満たすため、量の確保と価格の廉価性を要求したのは、生協側だったのではないかと想像してしまうのです。一連の報道から推測するのに、改ざんした理由の一つに求められた量が足りなくて、別の物を偽ってラベルを張り替えたというのがありました。

 自画自賛をしてしまいます。今、ぶぅふぅうぅ牧場の豚肉を100g減量してお届けしています。それは豚の発育と消費バランスが崩れているからです。一時は500gを300gにまで落としたことがありました。豚肉がないのです。申しわけなく心苦しく、お詫び申し上げて減量してお届けしています。今世間を騒がしているように、注文があつたから量を確保するために、他の肉を調達して、ぶぅふぅうぅ牧場のラベルを貼って出すなどと考えもつきませんでしたし、プライドが許しません。

 肉を減量して配送した時、役に立たないと言われ、ついには脱会された方がいました。作物や動物の摂理を説いたところでどうにもならない出来事です。生協さんもそんな苦言に対応出来なかったのかも知れません。役に立たないと言われないように品物を揃えなくてはならないのなら、改ざんもあってしかりの様な気がします。