やさい通信
2002年2月25日(月)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
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本日の「私のやさい畑」は、下記の6品目です。 
   小比企町の鈴木さん  
    館町の田中さん     
    館町の秋間さん   
ネギ
大根
小松菜
ターサイ
サラダほうれん草
キャベツ


サラダほうれん草


 生食できるほうれん草です。ほうれん草のえぐみを少なく改良したものです。いつも人気メニューです。南陽台の武石さんからのメールです。サラダほうれん草に驚きました。今まで、市販のサラダほうれん草をサラダで食べたことはありましたが、それらはひらひらでした。届けていただいたほうれん草は、柔らかくて肉厚な噛み応えと、産毛のようなものが洗った水をピンとはじき返す元気さ、とても美味しかったです。

 前回のはトンネルがはがれて、冷たい風に当たったのが一部にあり、田中さんがだいぶ気にしていました。今回のは自信作だそうです。畑に丸くシートをかぶせてあるのをご覧になったことありますか。雨よけや虫避けにもなります。

キャベツ


 先々週入れました秋間さんのキャベツです。館町で牧場を営んでいます。いかがでしたでしょうか。春キャベツです。八王子ではまだ春キャベツは収穫できません。まだまだ先になります。相模原の大島の畑で取れた物です。小杉さんも大島に畑を持っていて、正月頃八王子では枯れてしまう大根の葉も大島のは、まだ青々しています。きっと温度が八王子より高いのでしょう。 たまたま姪の結婚相手が相模原大島の出です。会う機会がありましたので、八王子より気温が高いのでは?と聞いてみましたら、寒い所ですと言っていました。八王子のことをあまり知らないので、比較しようがないのでしょう。

 平坦な畑が続いている所だとも言っていました。交通の便等があまり良くないので過疎地域のようです。館町から南に直線距離で4〜5キロ行ったところです。相模川の東沿いです。館町から東へ4〜5キロ市内移動してもJR八王子駅までもたどりつけません。八王子市が東西に広がる大きな面積を持っている行政区であることがわかります。八王子では、まだ収穫出来ない物を先取り的に食べられるので助かっています。地形の影響でしょうか八王子より作物の季節が早いような気がします。まだキャベツは出来ないと分かっていても、食べたくなるのです。秋間さんが無農薬のを持っていると聞いてすぐお願いしてしまいました。前回のよりグリーンが濃いキャベツです。

小松菜


 元横山町の神戸さんから、小松菜の料理紹介がきています。小松菜をサッとゆでてから、たまねぎ、にんじん、油揚げ、ハム、その他きのこ類などもあったら、一緒にごま油で炒めてポン酢系で味付けするとなかなかの一品になります。というものです。小松菜のスッキリ感が、たまねぎと炒めることによりまろやかになるので食べやすいということです。私はハムがなかったので、ハムなしで醤油を軽くまぶしてレモンを絞って味付けましたがなかなかさわやかで美味しかったです。少し醤油を入れるのが好きなので、何にでも少しですが、入れてしまいます。

ターサイ


 上海生まれの冬野菜です。しわが特徴で、しわがおいしさの秘訣です。繊維が柔らかくあっさり味ですので、炒めのも、煮込み、スープ、鍋物、など塩味が合います。茎を切り離し、好みの大きさに切ります。長いままでも構いません。ごま油と塩を入れた熱湯で1〜2分ゆでます。ゆでたら水に取らずに直接ザルに取ります。その方が香りと旨味が逃げません。熱い内に鍋蓋などで押さえて水気を切ります。食べるときにごまドレッシングをかけます。ホットサラダで暖かいうちに食べるのが主流のようです。暖かくても冷たくなってもどちらもそれなりに私は美味しいと思うのですが。いかがでしょう。鹿北の練りごまを使って、ちょっと辛味ドレッシングもお薦めです。練りごま、ごま油、サラダ油、醤油を同量、酢、同量より多め、砂糖、少なめ、ラー油少しを混ぜ合わせゆでたターサイにかけます。ちんげん菜でも合います。



 大阪や兵庫の公立小学校の給食牛肉にラベルの改ざんが見つかったようです。国産牛として納入された牛肉に、輸入牛が混入していることが判明したと朝日新聞で報じていました。大阪市は安全性を鑑みて国産牛に限定しているそうですが、業者は国産牛だけでは量が足りないので、輸入を使ったと証言しているそうです。全量が輸入牛だった。9割が輸入だ。などという話もあるようで、何を信頼して良いのか分からなくなります。儲かればいいのでしょうか。アメリカ産とオーストラリア産だと言っているようですが、こうなるとそれすら信頼できる物ではない気がしてきます。

 狂牛病の関係でアメリカ産なら大丈夫みたいな風潮があります。表だってアメリカでは狂牛病が出ていないことは確かです。狂牛病だけに目がいくとホルモン剤や抗生物質漬けになっていないか、飼育方法はどうなのか、という基本に関わることが抜け落ちてしまいます。狂牛病の疑いがなければ良いというものではありません。トータルでの安全が保証されなければ、アメリカ産だオーストラリア産だと言われても心配です。学校給食に納入するもの迄、改ざんする神経理解できますか。誰しも自分に連なる子どもがいるでしょうに。連なるというのは血族だけではありません。こんなことが横行しても、嘆くことなく安全を追求したいと強く思うのです。