やさい通信
2002年2月11日(月)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
E-mail:yasai@din.or.jp 
Home Page: http://www.din.or.jp/~yasai/
 

本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。 
  小比企町の鈴木さん 
  館町の田中さん    
   館町の秋間さん   
ねぎ
ほうれん草
白菜
ずいき
キャベツ


キャベツ


 新しい生産者です。八王子の館事務所の付近で牛牧場をやっています。そこのおじいさんと書いていいのか、悪いのか迷うところですが、他に書きようがないし、わかりやすいので、おじいさんと紹介します。名前は秋間菊雄さんです。秋間さんが作った無農薬のキャベツです。春キャベツですので、生で食べると柔らかい食感です。館町の田中さんとは親戚関係のようです。

 日常的に呼び名に、困っています。名字のほかに個人名を知っている場合は、なるべく個人名で呼ぶようにしているのですが、例えば今回のように、秋間さんのうちのおじいさんに用がある場合、電話をして、菊雄さんいらっしゃいますか、とはなんとなく言いづらくていえません。そこで「秋間さんのお宅ですか?」「秋間菊雄さんいらっしゃいますか?」となります。鈴木さんのうちに電話をしたとき、妻の綾子さんに対しては、綾子さんいらっしゃいますか、と言いやすいのですが、夫の方の俊雄さんに対しては、俊雄さんいらっしゃいますか、とは言いづらい感じがします。そこで「やさい畑の福富ですが、いらっしゃいますか?」などど主語をぼかしてしまう場合もありますし、それで不思議なことに、ちゃんと通じてしまいます。

 それがヨーグルトの磯沼さんに対しては、平気で正徳さんいらっしゃいますか、と言えるのは何故か、と考えましたら、妻の茂代子さんが平素から「正徳さん」と呼んでいるから一緒になって私も正徳さんと言っていることに気がつきました。いつの頃からの風習かわかりませんが、我が国では兄弟を年下が年上の人を呼ぶとき「おねいさん」「おにいさん」と呼んで名前を使わない人が多いかと思います。私は大人になって人前でおねいちゃん、おにいちゃんと呼ぶのがに気が引けて、勝手に○○さんと名前で呼ぶようにしてしまいました。呼び方って難しいですね。

ずいき


 野菜の乾物です。いもがらともいいます。八頭の茎を乾燥したものです。秋にお届けしました生のものをお日様の光で乾燥させたものです。生のものに比べますと水分が減る分栄養価は高まります。たっぷりの水に入れ手でもみ、10分ほど浸けます。ふっくらしてきましたら、水気を切って、鍋に入れ、かぶるほどの水を入れて、強火で煮立たせます。さらに5分ほどゆでてえぐみを取ります。湯を切って水洗いし、たっぷりの水の中に15分ほどさらします。それを絞って調理します。煮物、みそ汁の実、炒め煮などにします。

 ポリ袋に入れて口をしっかり締めて、冷暗所か冷蔵庫で保管すると風味も落ちることなく長持ちします。乾物は高温多湿に弱いので、それを注意すれば保存食になります。

リホーム


 最近シックハウス、シックスクールなどという言葉を耳にするようになりました。建材に含まれている化学物質による健康被害です。住んでいる所の建材が身体に悪かったなどと思いもよりませんでした。昔は天然の素材だけで家を造りました。大量消費に時代になり化学物質が大量に使われ建材になりました。食べ物や洗剤を変えてもアレルギーが治らなかったのはそのせいだったと今は思えますが、かつては考えをそこに持っていくことができませんでした。

 化学物質過敏症という言葉を初めて知ったのは、20年くらい前のだったような気がします。地下水のトリクロロエチレンの汚染問題をやっていた頃、アメリカで化学物質過敏症と言うのが問題になっているという文献を読んだ記憶があります。地下水の汚染を除去しなければ、日本でもそういう問題が起きるからと、集会の時、訴えた覚えがあります。住んでいる家に問題があって化学物質過敏症が起こるなんて!

 先週のやさい通信で紹介しましたが、我が家の壁をホタテの貝殻から作った塗料に塗り替えました。壁紙が傷んできてそろそろ取り替えなくてはと思い、あれこれ捜していたら、偶然ホタテ貝殻の塗料のことを知りました。せっかくリホームするのですから、化学物質でない物を使おうと決めていました。井口さんに塗装をお願いして、ついにできあがりました。気のせいか、事実か、空気がきれいな感じがします。ホルムアルデヒドなどの物質を吸着する作用があることは、科学的に実証されているので、まったく気のせいばかりではないと思うのですが…。いい感じです。