やさい通信
2001年12月3日(げつ)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
E-mail:yasai@din.or.jp 
Home Page: http://www.din.or.jp/~yasai/
 

本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。 
    小比企町の鈴木さん        館町の田中さん         小比企町の小杉さん   
ネギ
キャベツ
ほうれん草
さといも
みぶ菜


みぶ菜


  先週に引き続きみぶ菜です。先週召し上がった方いかがでしたか。元は水菜です。シャキシャキ感を楽しむ野菜です。ほろ苦さと独特の香りが豚肉とよくあいます。関西方面では、鍋ものに使うようです。

ほうれん草


 ほうれん草といえば、おひたしですが、バター炒めも人気です。ビタミンAは、葉を約6枚食べれば1日の必要量をカバーできます。鉄分は牛レバーに匹敵します。1年中見かけますが、旬は冬。栄養的にも旬のものが1番です。

ねぎ


 おいしい料理の引き立て役として欠かすことが出来ない野菜の一つです。中国では体を温め、疲労を回復する薬用食物とされています。 体を温めることで、手足の血行を良くします。風邪の初期に効果があるといわれています。風邪の時は、匂いの成分が薄まらないように生に近い状態で食べるといいようです。炒めものや煮物にする場合もサッと火を通すくらいにして食べた方が効果があると言われています。また、みじん切りにして枕元に置くと、催眠効果があるといわれていますが、やってみたことはありません。流行?の言葉で言いますとアロマテラピーというのでしょうか。

 化学的な匂いが反乱しています。いい匂いと一瞬錯覚しますが、やはり気分をリラックスさせるのは、自然のもつそのものの香りです。野菜の中でもネギやしょうが、三つ葉等のようにそこにあるだけで、深呼吸をしたくなるものもあります。家の中が、壁も床も化学製品に囲まれて、化学物質過敏症とまで行かなくとも、知らない間に精神がゆったり出来なくなっているような気がします。

 だだ何でも自然のものならいいという訳ではいきません。私は、沈丁花の匂いがだめです。沈丁花の咲く頃は、杉花粉と相まってくしゃみが止まりません。杉花粉は花粉そのもと云うより大気汚染が原因といわれています。沈丁花については花の香りそのものなのか、何かとの相乗影響なのかわかりませが、人は良い香りといいますが、私は顔を背けてしまいます。ですから、ねぎやしょうががいい匂い等と書きましたが、個々で違いますよね。リラックスできないで、ストレスになる場合もありますから、絶対的なものではありません。

 風呂場と洗面所をリホームした時、洗面所の方は、天井も壁も床も全部板張りにしました。板に色も塗らずにそのままです。頻繁に歩くところが黒ずんできています。それも自然でいいと思います。アウロのワックスを買いましたが、さぼっています。狭い洗面空間を板張りにしただけで、家中が良い香りに包まれています。ずっといると分からないのですが、外から帰って玄関に入るとほっとする香りに包まれます。お風呂はセットもので化学製品ですが、このたび晴れて正月注文書にありますように、風呂のふたを板にしました。ふたを変えるだけで目をつぶると檜のお風呂に入っているような錯覚になります。幸せな気分になれます。いかがでしょうか。品物と一緒に幸せ気分もお届けします。



 元横山町の神戸さんです。――大部分の作物は、知らないうちに見た目とか価格の安さに関心がいってしまって、少しずつ崩れてしまったのでしょうか。世界中で本当の土を使った農業が営まれれば、環境汚染も改善されるかもしれませんね。――

 良い農産物は外国から買えるかも知れません。有機農産物も外国から買えるかもしれません。しかし、いい環境は、外国から買えません。地域、地域でそれぞれの足下で安心して食べられる農産物を作る畑があって、環境が守られないと、神戸さんおっしゃるように世界中の環境が守られません。使い古された言葉でしょうが、視点はグローバルに、行動は地域から。