やさい通信
2001年11月5日(月)
福富りえ子
八王子市東浅川553
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本日の「私のやさい畑」は、下記の6品目です。 
    小比企町の鈴木さん        館町の田中さん          小比企町の鈴木さん   
白菜
ミニレタス
ラデッシュ
セロリ
さつまいも(紅あずま)
きゃべつ


セロリ


 気分をリラックスさせる芳香と風味のある野菜です。田中さん初めての作付け品です。緑色種のセロリです。アメリカでではグリーン系のセロリが人気だそうで、我が国でも近頃グリーン系が出るようになりました。無農薬で作りやすいと言うことで植え付けたそうですが、無農薬のままですと虫がすごいので寒冷紗(かんれいしゃ)をかけて虫避けをして作ったものです。作物全体を寒冷紗という覆いをかけるわけです。虫が入らない構造にしたもので、それなりの手間がかかるものです。

 シチューなどの煮込み料理や生食用としてサラダにします。成育の関係で単品注文のミニセロリと同じ週になってしまいミニセロリをご注文の方には、ダブル、セロリになり申しわけありません。ミニセロリはサラダ向きなので、このセロリは炒めたりして、また違った料理をお楽しみください。葉も炒めものや汁の具等にして食べられます。
 保存する時は、葉と茎を別々にしてラップや新聞紙にくるんで冷蔵庫の野菜室に入れてください。根本を氷水に浸けて立てて保存すると良いようです。2〜3日葉柄をコップに入れて水をさしておけば、香りを楽しめます。食生活の変化とともに消費が伸びている野菜です。

 いつもお配りしていますミニセロリは、筋を取らずにそのままサラダに出来ます。このセロリは筋を取って使います。茎を1本ずつ切り離し、節ごとに切ります。切り口に包丁をあて、筋を手前に引くようにして取ります。根本の方は刃先でこそげるようにて筋を取ります。サラダにする場合は、筋きりをしたものを氷水に浸けるか、冷蔵庫で冷やすかして、シャッキリ感を出してから食べます。繊維に直角に切ってサラダにしてもおいしいのですが、筋に沿ってスティック状にするとシャキシャキ感が、より強く出ます。煮込む場合は、煮崩れしないように縦切りがおすすめです。中華料理の炒めものなどにする時は、早く火が通るように斜めに薄切りにします。
 変わったところでは、ぬか漬けや佃煮にも出来ます。

 緑のセロリはカロチンの含有量が高く、整腸作用や鎮静作用があると言われています。ご賞味ください。

さつまいも


飯村屋さんの芋ようかんを召し上がったことありますか。飯村屋さんの芋ようかんは、例年田中さんの紅あずまで作ります。とてもおいしくて1度食べたらやめられません。前にセットに入れました安田弥生さんの小金千貫という白いさつまいもを田中さんも作っていて、それで芋ようかんを試作品として作ってもらったことがあります。お芋によって味が微妙に違いそれぞれにおいしさがありました。甲乙付けがたいおいしさに、さつまいもを見直しました。

 さつまいもはお腹がすぐにふくれるので、食事用にするのを敬遠しがちですが、なんとカロリーは、お米や小麦の3分の1という低さ、アルカリ性のダイエット食品なのです。その上熱に強いビタミンCや食物繊維を多く含んだ野菜なのです。

 寒さに弱い野菜です。冷蔵庫に入れることは厳禁です。高温多湿の保存庫で保存されるのが普通です。家庭では常温で風に当てないように新聞紙にくるんで保存します。日に当たらない場所に置きます。ポリ袋に入れたままにしておきますと、蒸れて腐りの原因になります。乾燥と水気に注意して保存すれば2週間ほど持ちます。

謝肉祭


 10月28日雨の中、ぶぅふぅうぅ農場で謝肉祭が行われました。遠くは京都から近くは韮崎の地元の人まで総勢80人を越える方々が集まりました。みんな中嶋さんの肉を食べている人たちです。2年続きの雨の謝肉祭でしたが、シートで雨よけを急ごしらえして雨を避けました。もも肉の丸焼き(と言っても足が付いているわけではありません。肉の中に骨が通っている肉)や、50人以上はたっぷり食べられるパエリア、豚汁、バーベキュー、焼きそば、太い竹に巻き付けて炭火でじっくり焼き上げたバームクーヘン、中嶋さんお手製のハムなど食べながら、豚さんに感謝をした1日でした。雨なので放牧豚をゆっくり見学する事もできなかったかと思いますが参加の方々ありがとうございました。

 とにかく広い6000坪の中に150頭ほどの豚がストレスをためることなく走り回っています。草の根っこまで食べ尽くす豚さんたちのため、放牧場所を変えていくのです。食べ尽くされた荒れ地にはそばを植えて次の放牧場の準備をします。
 何人かの方々がお帰りになった後に雨が上がり、待ってましたとばかり子豚が飛び出してきました。まだ火の残る炭に鼻を近づけて食べているのか、臭いをかいでいるだけなのか、よくわかりませんが、炭とじゃれていました。平気で炭の上を歩いている豚もいました。こちょこちょ歩き回る姿は本当にかわいいのです。早めに帰られた方は見ることが出来なかったかと思います。肉骨粉など別世界の出来事のように幸せな豚たちが育っています。命をいただいて生きていくことに感謝です。

 北野台の日暮さんからです。あいにくのお天気でしたが、新鮮なお野菜にお肉に、おいしいごちそういっぱいいただいて大満足の1日でした。ナマでブタさんにも会えて家族で大喜びでした。と「おたより」くださいました。百聞は一見にしかずです。来年は是非お出かけください。来年はお天気に恵まれますよう、周りの景色も堪能できますよう今から祈っています。