やさい通信
2001年10月19日(金)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
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本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。 
  小比企町の鈴木さん    館町の田中さん    小比企町の小杉さん   高尾町の安田さん  
ねぎ
さといも
小松菜
大根
小金千貫


小金千貫


 (こがねせんがん)という名のさつまいもです。南九州などで栽培されている品種です。芋焼酎などの原料です。食べ方はさつまいもと同じです。薄味で煮たり、天ぷらにしたり関西より以西の方に馴染みの野菜だそうです。皮が薄く小金色なので、芋ようかん、スィートポテト等の和菓子や洋菓子にするときれいな色に仕上がります。

 食物繊維がたっぷりで、ビタミンB1、B2、カリウムなども含まれ、便秘に効きます。腸内をきれいにする野菜です。
自然な甘みのある野菜ですが、この甘みを引き出すには、ゆっくり加熱することです。でんぷん糖化酵素がふくまれており、この酵素は時間をかけて加熱すると働きがまします。ですから煮るときは水からゆっくりと仕上げます。電子レンジで加熱したり、薄く切って料理したものは、さっぱりと仕上がります。珍しい野菜です。ご賞味ください。

小松菜


 青菜の代表格です。アクもなく、下ゆでがいりません。そのまま煮たり、炒めたり、します。ビタミンA、C、カルシウム、鉄分などが豊富です。これから出番の多くなる野菜です。

 なすとアレルギー


 これで3度目ですが、鈴木綾子さんに聞いた話をします。なすを食べるとアトピーが悪化するという話を電話でしていましたら、なすを収穫する時は、鼻水が出て困るというのです。ひどいときはマスクをして収穫する、何でなすを収穫すると鼻水が出るのかいつも不思議に思っていたということです。パートの人もそうなるのだけれど、別にアレルギー体質だということはないと言っていました。なすのアクと関係があるのでしょうか。不思議な話です。無農薬ですので、農薬の問題ではなく、なすそのものに関係するのもだと思います。



  ミサイル1発で多くの人の飢えを救えるのに、と言われつつアフガニスタンへの空爆が進められ、方やアメリカに対して化学兵器と言われる炭疽菌が使われ感染者が広まっています。どちらも胃が痛くなるような出来事で、叡智ある人が何故、平和的解決ができないのか、苦しい毎日です。テロを撲滅するという名目でテロ行為を行っていては、出口のない悪循環のリングは、解けません。人類の戦争の歴史は、人類を絶滅させることが出きる核兵器を作り上げ、力が誇示されてきました。しかし、第二次世界大戦後、平和と安全の維持に必要な措置を取るまで、武力行為に対して自己防衛以外、武力を行使してはならないという原則が確立されたのです。報復は禁止されたのです。

 生をまっとうすることなく死んでいった、殺されていった人たち、何故、死ななければならないのか、何のために、いつでも弱い立場の人たちが犠牲にならなければならないのでしょうか。強国による経済、軍力支配が貧富の差を生み、それを強権で押さえつけてきました。軍事行動は、さらなる憎しみを増長させ、解決へと向かいません。21世紀を戦渦で覆うのか、過去の行為を反省し、平和的解決で人類全体の和平を望むのか、もう一度考えてほしいのです。飢えしか知らない子供たちを産んでいかなければならない社会を作ることに荷担したくありません。

 結えあって、9月末の日曜日、稲村ヶ崎の市民イベントに行って来ました。テレビでおなじみのニュースキャスターの話がありました。その時、世界貿易センターが民間飛行機の乗っ取りによって破壊された直後ということもあり、テーマに加えられました。そこに暮らしている方たちが、自宅を開放して、居間で論議をしました。テーブルやソファを端に寄せて40人以上の人が集まりました。イベントは1週間くらい行われテーマはいろいろあって、お酒の集まりや、琵琶やハワイアンなどもあり、それぞれ個々のお宅の居間で飾らずに行われたようです。そのイベント自体、地域密着で、そういうことが出きることに賞賛の念を持ちました。

 私は自分のわっぱのお弁当箱の修理を頼みに行って、そのままイベントに参加しました。自分の足下で、世界貿易センターのような出来事が起きたと想定して、考えなければと言う話になり、報復について論議しました。偏見でも何でもなくその時の感想を述べますと、おおたかの男性は、報復は当然という意見で、女性は、止めてほしいという意見でした。平和を願う気持ちに男女の差があると認めたくありませんが‥。何はともあれ地域でそんな話が出きることがすばらしいと思いました。