やさい通信
2001年10月15日(月)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
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本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。 
  小比企町の鈴木さん    館町の田中さん  
ニラ
大根
ごぼう
ちんげん菜
ロケット


大根


 いよいよ大根の登場です。秋から冬へと野菜は変わってきています。まだ若いので小降りです。葉の方は、抜き菜と違って硬いのでおひたしには向きません。一度ゆでてから使います。葉が青々しているので、1本で葉ものと大根と2つ楽しめます。葉を付けておくと水分が蒸発します。葉は、すぐに切り分け、早めに食べた方がよろしいかと思います。ご飯離れが進んでも大根は野菜の消費量のナンバー1ではないでしょうか。煮物、漬け物、汁の実、鍋物、なます、サラダ、大根下ろし、刺身のつま‥‥幅広く使えます。

ロケット


 ハーブ野菜です。サラダで食べます。ごまに似た香りとクレソン風味の薄い苦みがあります。ピザにもスパゲティにも生のままのせます。シンプルドレッシングをかけてお召し上がりください。

ニラ


  生命力の強い野菜です。エネルギーの代謝を高め、血行を良くします。体を温める野菜です。血液をきれいにし、風邪の引きはじめに効果を発揮します。ニンニクに並ぶ滋養強壮材です。葉の先の方は、細かく刻んで納豆に混ぜたり、みそ汁に散らしたり薬味的に使えます。個人的ですが、私は、ニラのみそ汁に卵をふわっと混ぜたのが、小松菜のみそ汁の次に好物です。葉もの系のみそ汁は、出来たてを食べないと葉の色が悪くなります。ご飯を盛ってから、できあがるようなみそ汁を食べると、この上なく幸せを感じます。火の通りが早いので、できあがりの最後に入れます。

 なすとアトピー


 なすを食べるとアトピーがひどくなるのですが、なすとアトピーとの関係をご存じないですか。というメールをいただき「やさい通信」に知っている方がいましたら、よろしくと載せました。若いお二方から返事が来ました。ありがとうございます。

  鑓水の洲上さんからです。〈なす、なす科の野菜(なす、とまと、ピーマン、唐辛子等)は湿疹に良くないと言うのを自然療法の本で読んだことがあります。なす科の植物からは猛毒の医療用「ベラドンナ剤」が取れます。湿疹の人は腸壁が、薄化して毒素が皮膚から排出されている状態なので、アクの強い野菜はさけた方がいいのではないでしょうか。私もなす科のものはいっぺんに多量に取らないようにしています。アトピー等の原因は個人差もあると思いますが、明らかになすを食べて湿疹がひどくなるのなら避けた方が、いいと思います。毒素を分解しようとして、更に内臓に負担がかかってアトピーが悪化すると思います。おいしいんですけどね。なす科の野菜って…。〉

 千人町坂本さんからです。〈我が家にあった本には、なすやとまとなどは、ヒスタミンを含んでいて、仮性アレルゲンになるとあります。娘はアレルギー体質なのですが、トマトを食べると口の周りも赤くなるのですが、口の中がかゆくなるそうです。なすは嫌いで食べないのでわからないのですが…。自分の経験では、娘が1才の頃、まだアレルゲンがなにかわからなく、うどんを食べると悪くなるので、だしに使っているカツオのせいかと思っていたら、小麦が悪かったということがありました。ごまもアレルゲンになるそうです。なす料理には一緒にごまを使ったりするので、そんなことも影響するのかもしれません。同じたべものでも鮮度によって反応がちがうこともありますね。〉

 参考になりますので、ほぼ全文写しました。いろいろ勉強になりました。食べるという字は「人を良くする」という字だと何かで読んだ覚えがあります。
使い方によって毒にも薬にもなるということでしょうか。なすにはヘスペリジン、ルチンなどの成分が含まれており、血管が破れるのを防ぐ効果があります。血圧降下作用があると言われています。漢方ではなすのへたを黒焼きにして、腫れ物、切り傷の化膿止めに使います。口内炎、歯痛、歯槽膿漏などにも用いられているそうです。

 なすの擁護をしているわけではないのですが、いい面があれば、マイナス面もあるということを知った上で、いろんなものを食べた方がよさそうです。もちろんアレルギーと明らかにわかるのもは、食べないようにしないといけないかと思います。ウチも娘がアトピーで、本人がだめだと言うものは、止といたらと言って、本人の意思で食べないものを決めてました。今でも固く食べないものがありますが、自然に食べ始めたのもあります。

 余り小さい子には決められないかもしれませんが、自分の体が受け付けない食べ物ってありますよね。実は私にも小さいときから絶対に食べたくないのもがあって食べると吐いてました。偏食はいけないと言うことで、小学校の給食でいつも無理矢理食べさせられて、ますます食べられなくなり、自衛手段に給食の献立を見て、食べられないのもがあると学校を自主的に休みにしてました。当時は栄養の偏りはいけないということばかり強調されて、身体が受け付けないなどということは、わがままと言う言葉に置き換えられていました。栄養も大事ですが、食べるということは、人を幸せにするものです、楽しくて幸せな気分になれない食べ物ならよしておいたほうが、いいと思います。身体に気持ちが良いたべものを食べてください。もし家族全員がだめな野菜がありましたら、事前にお知らせくだされば、セット内容を個別対応しています。