やさい通信
2001年8月16日(木)
福富りえ子
八王子市東浅川553
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本日の「私のやさい畑」は、下記の6品目です。 
 小比企町の鈴木さん   館町の田中さん  
枝豆
オクラ
青じそ
きゅうり
なす
つる菜


つる菜

 ミネラルやビタミン類をたっぷり含む緑黄色野菜です。おひたしや和え物でどうぞ。もともとは、海岸の砂地に自生していた多年生草本ですが、霜が降りる地域では、1年で枯れてしまいます。暑い時が旬の野菜です。ヘルシー時代に最近スポットが当たっている野菜です。 

 手で折って利用します。つるの部分は、手で簡単にポキッと折れます。葉も手で摘んだ方が、美味しくいただけます。たっぷりの水を沸騰させ、塩少々を入れて、手早くゆでます。すぐに冷水にとって、冷やし水気を切ります。真夏の貴重な葉ものです。先週火曜日コースには、予定していましたナスが、大きくならないので急に入れまして、説明もなく失礼いたしました。虫が寄ってこない野菜だと田中さんは、言っておりました。        

オクラ


 オクラを思い浮かべますと、初めて食べましたのが姉の家で、20才を過ぎての頃だったかと思います。姉の連れ合いが、ご飯と野菜大好き人間で、ご飯にオクラが良く合うからと進められました。薄切りにして、粘りをだしておかかをかけて納豆風で食べました。こんなに美味しい野菜があったのかと思いました。その時のイメージが強くオクラは、和食用だとずっと思っていました。

 実は「オクラ」というのは、和名でなく英名だったのです。仏名はガンボ。アメリカでは別名、レディースフィンガーと呼ばれているそうです。無機質やカロチン、ビタミンEなどを多く含む野菜です。独特の粘りは、ペクチンなどの繊維質で、ダイエット食品です。

 表面がうぶ毛で覆われています。そのまま食べますと食感にさわります。取り除いて料理します。水洗いして、塩をまぶし、手でこすると簡単に取れ、色もきれいになります。その後、沸騰した湯でさっとゆでます。

青じそ


 日本で古くから栽培されている香味野菜です。独特の芳香とさわやかな味わいが特色です。1年中出回っていますが、夏のものです。姿形は揃っていませんが、無農薬です。和え物、漬け物、薬味、つま、天ぷらなどでどうぞ。天ぷらは、片側(うら側)だけに衣をつけます。手でつけて、そのまま油に流し入れるように入れると、形がきれいにあがります。ゆっくり揚げ、ぱりっと仕上げます。

 6月に青じそを入れました時。長房町の小林さんから、青じそどんどん入れてください。楽しみにしています。と「おたより」いただきましたが、やっと入れることができました。お待たせいたしました。



 雨が降らないから、取水制限といい、水が干上がったダムをマスコミは報道しています。私たちの飲み水は、雨で、それが足りなくならないように何兆もの税金を使ってダムを作って水をためているのです。何故雨が1ヶ月くらい降らないからといって水が足りなくなるのでしょうか。そんな話を鵜呑みに出来ますか。

 6月に今夏の雨量を計算して、きちんと放流をしたのでしょうか。行政側は、納税者の市民生活に不便を生じないように税金を使っているのですから、雨頼みみたいな政策では困るのです。何兆ものお金を使って、遠くから水を運んで、水がきちんと確保出来ないのなら、水行政そのものの誤りではないのでしょうか。そこを論点にしているマスコミは一つもありません。

 巨大なダムを作らなくとも自分の足下に水はあるのです。雨、地下水、河川、自分の地域の環境を汚さないようにすれば、何兆ものお金をかけなくとも水は、あるのです。雨が降らないから水がないの論理に行かないで、今の水行政のありかたが、これでいいのか考えてみませんか。