やさい通信
2001年7月23日(月)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
E-mail:yasai@din.or.jp 
Home Page: http://www.din.or.jp/~yasai/


 

本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。 
 小比企町の鈴木さん   館町の田中さん   伊勢原の亀井さん
いんげん
枝豆
きゅうり
とうもろこし
万能ねぎ


万能ねぎ


 盛夏になりますと、野菜の種類が、少なくなります。なす、とまと、きゅうりといった野菜が主流です。今年は特に、この暑さで、育たなかったり、焼けてしまったりで、ダメージを強く受けています。
 薬味に出来るねぎを捜していましたら、亀井さんが福岡の知り合いが持っているので、回してくれることになりました。春井さん生産の無農薬ねぎです。朝とれ野菜ではないので、ご了承ください。上部がやけているので、こちらで状況を見計らって、上をハサミで切る場合もあります。すいませんが、ご理解いただければ幸いです。

 野菜にもブランドがあるようです。なんと言っても「やさい畑」は八王子ブランド?を取り揃えていますので、世間のブランド品情報に疎いのすが、万能ねぎは、福岡のブランド野菜として知られています。時には、他県のブランド品もご賞味ください。亀井さんの直営店「やさいハウス」でも上を切って売っています。場所は、神奈川県伊勢原です。

 とうもろこし


 さんさんとした太陽の元で大きくなり、甘さを実に蓄えます。とうもろこしは、鮮度が美味しさです。収穫されたとうもろこしの実は、高温になりますと、糖分が減り、デンプンが増えていきます。美味しさを持続させるため朝、気温が上がる前に収穫します。収穫したとうもろこしを畑で鳥のようについばみますと、青草のような青味の中に、甘みがあって、草原と青空が口の中に広がります。箱から出したとうもろこしを生のまま、ついばんでみる勇気?がおありでしたらお試しください。

 今日中に、召し上がるのが、一番美味しいかと思います。もし翌日回しになさるのでしたら、ラップできっちり包み冷蔵庫の野菜室立てて保存してください。呼吸をするのに必要なエネルギーを自分の糖分を使って行うので、低温状態で置いた方が、ベターなのです。缶詰や冷凍加工品にする場合、収穫後2時間以内に行うと聞いています。

 とうもろこしは、ゆでるより、蒸した方が、甘みが残って、美味しい気がします。是非蒸して召し上ってみてください。蒸気の上がった蒸し器に入れて、強火で柔らかくなるまで蒸します。
明日の朝食は、とうもろこしにベーコン焼き、ジャガバターの取り合わせは、いかがですか。



 日消連が行った政党へのアンケートを読んでみました。参議院選挙の投票をする手がかりにということで8項目にわたって回答を求めたものです。「地産地消」については、どこも表だって否定している所はなくて推進すべきという感じでとれました。理解出来なかったのは、二院クラブで、アンケートに対しての統一見解はなく、個人的見解ですと断って、地産地消は地域振興と物価〜消費者の負担ということをよく吟味しなければならない。と書いてありましたが、何が言いたいのか、わかりません。統一見解でなければ、人によって考えが違うとしたら、人によって地場でとれたものを地域の人が食べるというのは、もってほかだ。食料は輸入すべきだと言う考えの人が、いるかも知れないのです。そんなところには、怖くて投票出来ない気がします。

 アンケートの回答は否定的な感じはしなかったのですが、ではなぜ、自給率が、30%まで下がりに下がって、大事な命の糧が、切り捨てられてきたのか、検証も反省もないで、地産地消は推進などといっても、絵空事のように思えるのです。新農業基本法ができて、食料の安定確保のため、農業生産の増大を計ることを目標に掲げているのですから、安心して食べられる食料生産の自給を高める施策を進めて欲しいものです。