やさい通信
2001年7月2日(月)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
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本日の「私のやさい畑」は、下記の6品目です。 
 小比企町の鈴木さん   館町の田中さん    高尾町の安田さん
春菊
ミニトマト
ししとう
又はピーマン
なす
キャベツ
小松菜


小松菜


 この時期、無農薬の小松菜は嬉しいです。食べる側にとって、この高温多湿の時期に無農薬の小松菜が手には入ることは、とても貴重なことです。有機認定されているもの以上の品質のもだと言えます。有機認定は使っていい農薬が決めてあるのですから。生産者の見えない努力を感じます。安田弥生さんは、農業の後発者であることを自身が自覚して、みんなと同じ物を作っていては、買ってもらえない、人がやらない物を作らないと、と頑張っている20代前半の女性です。

小松菜は栄養価が優れた野菜です。ビタミン、ミネラルの宝庫で、カルシュウム、カロチン、ビタミンCがずば抜けて高いのです。カルシュウムは、ほうれん草の5倍以上、100gで牛乳の3倍位あります。じゃこ等の小魚を加えた料理にすれば、カルシュウムに関しては、鬼に金棒です。アクもあまりなく、ビタミン、ミネラルの吸収率が高いのが特徴です。1日に200g位毎日食べるのが理想的です。肝臓の病気には欠かせない栄養素を持った野菜と言われています。

ししとう


ピーマンは、種を取って食べます。ししとうは種ごと食べます。焼き物や天ぷらに向いています。ししとうがらしと言われるように、ちょっと辛口なおいしさです。丸ごと揚げたり、焼いたりすると破裂することがあります。破裂しないように、包丁で切り目を1本入れたり、竹串でところどころ、穴を開けます。ビタミンCが豊富ですので、出来るだけ短時間に加熱して栄養の損失を防ぎます。強めの火加減でどうぞ。バーベキューのように網焼きにする場合は、霧吹きで水分を補うとふっくらします。

キャベツ


 キャベツがちょっと飽食気味ですか。毎週になってますが、多分これで最後かと思います。生産者は違っても食べる側は、同じものが来るわけです。人によって毎週来ても良い野菜の種類が違うので難しいところです。キャベツなら毎週欲しいという方が、いらっしゃる一方、キャベツのような野菜は、毎週だと食べきれないという方までいらっしゃって、悩むところです。

 キャベツを食べるために、1世帯でどのくらいお金を使っているかといいますと、年間の支出額は、平均2590円だそうです。1個の値段にもよりますが、12個とか17個とか食べているのでしょうか。平均すると1ヶ月に1個は食べていることになります。平均なので全然食べない世帯もありますし、3倍も4倍も食べている世帯もあるかと思います。数字で見るとおもしろいですね。この2590円の数字は、野菜安定基金という所で出した数値を引用しました。