やさい通信
2001年6月4日(月)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
E-mail:yasai@din.or.jp 
Home Page: http://www.din.or.jp/~yasai/


 

本日の「私のやさい畑」は、下記の6品目です。 
 小比企町の鈴木さん  小比企町の小杉さん  伊勢原の亀井さん  
かぶ
レタス
きゅうり
大根
キャベツ
青じそ


青じそ


 この陽気の中、無農薬の青じそです。お助けマンの亀井さんから、おつき合いを始めてから未だかつてなかった電話がありました。青じそがたくさんあるのだけれど取ってくれないかという内容でした。端境期にいつもこちらから、頼んで野菜を工面してもらって、一時期だけお願いするというパターンを快く引き受けてくれています。亀井さんからの頼みでは、今こちらにたくさん野菜があるときでも断れません。それに今時分の、青じそは欲しい野菜の一つですが、きれいな青じそへの農薬は、激しい散布があると聞いていて、手が出ないでいました。不揃いですが、安心してお召し上がりください。

きゅうり


 豊作です。ブルームレスきゅうりと言うつやのある品種が、世間を席巻しています。鈴木さんのはブルームきゅうりと言って、表面が白い粉を吹いたような感じのきゅうりです。粉のような白いのもは、果粉と呼ばれています。きゅうりが本来的に持っているもので、水分の蒸発を防ぎ、水を弾いて、果実を環境の変化から守る役割を果たしています。農薬の付着かと誤解される方もいますが、決してそうではありません。皮が柔らかく味はこちらが薦めです。

 それでは、なぜブルームレスきゅうりが、市場に増えたのかといいますと、つやがあって見栄えが良いということもあるかも知れませんが、一番の理由は日持ちが良いということです。長い流通にも耐えられるのです。きゅうりの品種は同じものなんですが、台木に使うかぼちゃの品種で、ブルームかブルームレスかに分かれるのです。

 体調を崩されて、八王子の長房から、実家の方へ越されたGさん。お子さんが「やさい畑」のきゅうりを丸かじりしている写真を送ってくれましたが、あれから4年がたちます。おしめをしていたお子さんも大きくなられたことでしょう。立って歩くこともままならない状態だと、越される前におっしゃっていました。今でも案じております。

かぶ


 めじろ台の竹本さんからです。娘は箱を開けると「やったー。今日もかぶが入っている。」と毎回叫びます。今日も「やったー。」って言ってくれるかしら。声が回収した空き箱から聞こえそうです。空き箱の中に、声が一杯詰まって、帰ってくるんですね。

 その彼女のお気に入りは、「かぶの浅漬け」だそうです。ご紹介します。昆布を食べやすい大きさに刻み、梅酢、塩を入れ、ほんのりピンク色に染まる程度につけ込むそうです。
 息子さんの好物は、「かぶ入りみそ汁」だそうです。その中でも特に好物なのは、かぶとわかめ入りだということです。かぶ+わかめのみそ汁って、私は今まで作ったことがないのです。さっそくやってみます。

 次に小百合さんお薦めの「かぶの葉」料理3点です。
1.塩ゆでして細かく刻みます。「すりごま塩」を合わせ、ご飯に混ぜておにぎりにします。中に練り梅や梅干しを入れ、のりでまけば、さらに美味しくなると言うのもです。4個分のおにぎりに葉を全量入れると書いてあります。

2.なまのまま細かく刻み入れたチャーハンです。かぶの葉、ごま、かつお削りぶしを入れたチャーハンの味付けは、しょうゆのみで充分おいしいそうです。他に野菜を入れてもいいし、卵を混ぜてもいいようです。
 これは、大根葉、小松菜、ほうれん草、などにも応用できるとのことです。

3.しょうゆ、砂糖で甘辛く炒め煮にして、ごまを足してできあがり。

みんなみんなおいしそうですが、しょうゆ味のチャーハンの紹介を書きながら、絶対食べたいと生唾を飲み込みました。

住民投票の成果


 刈羽村で、プルサーマルの是非を問う住民投票が行われました。反対票は、賛成表を上回り、危険なMOX燃料を原発で燃すことの計画に待ったがかけられました。住民投票の重みは、電力会社に見直しを迫りました。住民投票に決定権はないなどと、無視されがちでしたが、今度ばかりはそうは行きませんでした。
 原子力発電所では、ウランを燃料に使っています。MOXというのは、プルトニウムとウランを混ぜた物です。このMOX燃料をウランの代わりにして原発を運転しようとするのがプルサーマルです。
 
 チェルノブイリ事故はご記憶にありますか。スリーマイル島は。そんな事故が起こる可能性が、ずっと高くなります。プルトニウムを放出させるような事故を二度と起こしてはなりません。今でも子どもたちが、身体をおかされ苦しんでいます。原子爆弾の材料となり、地球上でもっとも猛毒なプルトニウム。そんな物を使ってまで電気を作らなくても、いくらでも安全な方法があるのです。刈羽の方たちの叡智に感謝します。