やさい通信
2001年5月14日(月)
福富りえ子
八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
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本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。 
小比企町の鈴木さん小比企町の小杉さん   館町田中さん   高尾町安田さん 
ねぎ
キャベツ
かぶ
絹さや
小松菜


キャベツ


 巻きが柔らかい春系キャベツです。生食や汁の実が向いています。初期に微生物系の薬を虫除けに1回かけています。化学薬品ではありません。野菜の中で大根に次いで消費量が、多いい野菜です。ビタミンCもおおいのですが、特徴としてビタミンUが含まれていることがあげられます。胃や十二指腸の潰瘍を治す働きがあるといわれています。最近青汁で話題になっていますケールは、キャベツの原種に近いものだと言われています。

 キャベツと言えば、トンカツを連想しますか?トンカツと一緒にソースをかけて生で食べるのは、日本文化?です。ヨーロッパの方では、煮込み料理が主流だそうです。ドイツでは、塩漬け「ザワークラフト」をソーセージの付け合わせにするそうです。

絹さや


 こんなに品よく美しい野菜は、他にあるでしょうか。色も形も綺麗です。花も赤紫色で上品です。ビタミンCやカロチンを多く含んでいます。

 筋を取ってから使います。へたの部分を手で折って、まず内側の筋を引いて取り、次に反対側の
筋を取ります。先端の尖っている部分は折らないよう、形よく取ります。

 火の通りが早いので、短時間で調理します。その方が色もきれいに仕上がります。味を含ませたい時は、煮汁で堅めに煮て、すぐにざるに上げ、煮汁と別々にさまします。うちわであおいだりすると、柔らかくなるのを防ぎます。さめたら煮汁に戻して味を含ませます。

かぶ


 川町の高橋さんです。「かぶ」の生みそ付けをいただきました。美味しい、々、々。かぶがこんなに甘いとは、新発見です。
 出始めのかぶは繊維が柔らかいので、みそを付けて食べると、本当に甘くて、おいしいのです。

 高橋さんは、生産者の方が、心を込めて成長させたお野菜を感謝していただける‥‥とおっしゃってくださっています。生産者のうちの一人木下さん(不幸があってここ1年位、出荷がない)は、自分には子供がいないけれど、子供を育てるっていうことは、こうゆうことだと作物を育てながら思うと言っています。愛情をかけて、そだてる訳ですから、美味しくて身体に良いものなんですね。そうやって作った野菜をたくさん召し上がっていただき、良い血となり肉となり、心が洗われる身体を作る小さな助けになれなましたなら、こんな幸せなことはありません。

歴史の真実


 私は、子供の頃から歴史が好きでした。昔生きていた人々の暮らしを思うと胸がわくわくし、その道に進もうと決心しました。歴史は真実だと思っていたからです。歴史は真実ばかりでなく、人の思想信条によって、同じものが白だったり、黒だったりすることを知ったのは、恥ずかしながら高校を出た後だったのです。街頭で、若者が南京大虐殺はなかった、あれは複合写真のでっちあげだと言っているのを聞いた時から、私の中で歴史は、あったこともなかったように言えるのだ、勝手に作り替えることができるものなんだと認識されたのです。

 白紙で学ぶ子供たちは、教科書を真実だと素直に思います。民主主義をきちんと学び取り、平和と平等を身につけ、自ら判断できる能力を得るために、新しい歴史教科書を作る会の教科書が適切だとは思いません。検定に合格して、韓国から25ケ所の修正要求が出されています。
 歴史を捕らえる目が、市民大衆であることを確認できれば、過去のアジアへの侵略や支配を知り何をすべきか、考えることができるのです。子どもたちにいい食べ物といい学習環境を整えたいものです。