本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。
館町の田中さん | 小比企町の鈴木さん | 伊勢原の亀井さん |
ほうれん草 |
ごぼう
小松菜 |
キャベツ
きゅうり |
お助け野菜
例年端境期になるとお世話になります伊勢原の亀井さんの野菜です。お馴染みかもしれませんが、豚肉ハーブポークとお米のひとめぼれを作っています。お隣の神奈川県なんですが、気温がほんの少し違うと出る野菜が目新しいのになります。
3月の半ば頃から4月の半ば位と8月半ばから9月頃が、端境期です。その年の天候などによりで前後します。野菜を植え替える時で、畑をきれいにします。八王子産ということになりますと生産者が一斉に植え替えをします。そこでいつもこちらの都合で、無い時だけお願いしています。亀井さんの人柄の良さで、知り合いが大勢いて、亀井さんに無くとも、質の良い野菜を見つけてくれます。きゅうりは、まだ値段が高いので2本です。
何のために食べるのか
戸吹町の太田さんからです。友達の家に遊びに行った時の体験談をお知らせくださいました。そこの子供が熱を出して、おっぱいも吐いてしまう状態だったそうです。友人は大根や玄米粉などをブレンドして食べさせたようです。ペロリと食べた子供は、30分もしないうちに熱が下がり、作った本人もびっくりしていたというお話です。
太田さんはそれで感じたことを以下のように書いてくださったのです。薬のように熱を下げるためのものではなく、よくなろうとする体の色々な組織や治癒力を助けてくれたのだと思います。つくづく体と食べ物のつながりを感じさせられました。そして毎日の食生活が重要であると認識させられました。食べる行為より内容です。
ブレンドしたものの内容は分からないのですが、そうなんだろうと思いました。食べ物とは、本来そういうものなんだと思います。良いものを食べて体を整えるという原点が、現代では忘れ去られてしまっています。薬草という言葉がありますが、野菜にも一つ一つ栄養価や役割があつて、体を生かしてくれているのです。ですから、四里四方でできたものを食べるのが、体の摂理にかなっているのだと思います。
日本人は牛乳を飲むと下痢する人が多いのは、雑穀を食べてきた腸に牛乳が合わないからだとよく言われます。今の子供たちは、毎日、大人になっても牛乳を飲み続けるので、胃腸が牛乳を消化できるように変わるから下痢しないということです。ヒトは適応能力があるので、その方が、生き残れるのである程度の変化はしていくでしょうが、基本は地域産を食べて体を作ることだと思います。イヌイットはアザラシの肉しか食べないと聞いたことがあります。それが地域に合った生き方だからで、我々がそのまねをしても、体を壊すだけです。
食べるということは、体を整えることで、そのためには自分の住む所のものを食べることで、そのためには自分の住む地域から食べ物を生み出せる環境を作ることです。「すぐ切れる」などという言葉はあまり使いたくありませんが、きちんと摂理にあった食べ物を食べていれば、そんなこともなくなるのではありませんか。
発酵革命
中山の礒村さんです。農大の小泉教授の講演会に行かれたと「おたより」くださいました。環境や食料、エネルギーなど解決しなければならない問題は、「発酵革命」によって解決出来るという内容でした。生ゴミも捨てればゴミでも、発酵させれば資源(堆肥)になるといった具合です。
このままいけば、東京湾も、日の出の森ばかりでなくあちこちの谷もゴミで埋まってしまいます。ゴミにしないで土に返す方法を真剣に考えないと未来はゴミの山が残るだけということになりかねません。
礒村さんは、発酵の勉強をしたいとおっしゃっています。お連れ合いさんは、旺盛な好奇心に水をさしているようですが、私はまり子さんの味方です。私もやりたいなあと思えば、考える前に行動する方です。恐いもの知らずで、考えるより先に動いてしまいます。やりたいと思うことは、どんどんチャレンジして、だめだったら止めればいいのですから。やりたいことだらけで、時々収拾がつかなくなることがあるのが、私の欠点でしょうか。