やさい通信最新号

やさい通信

2001年2月5日（月）
福富りえ子

八王子市東浅川553
TEL： 0426-68-3501
E-mail:yasai@din.or.jp　
Home Page: http://www.din.or.jp/~yasai/

本日の「私のやさい畑」は、下記の５品目です。　

館町の田中さん	小比企町の鈴木さん	小比企町の小杉さん
さといも	大根ごぼう葉ねぎ	ほうれん草

大根

　１２月末に掘り出し、埋め戻した大根です。大根は、頭の部分が５～１０㌢ほど地面から出て成長します。そこの出た部分が寒いと凍ってしまいます。凍結防止に１度掘り起こして、再度すっほり埋め戻します。ですから、表面が擦れて、ざらざらした感じになります。何度も書いているかも知れませんが、全国からの生産物が手に入る時代に、見映えの悪くなるのを承知で厳寒用に大根を保存しておく人が、鈴木さんの他にいるのでしょうか。地域にあるものを食べる原点が失われてきている時だからこそ、こんな大根が貴重に思えるのです。

　１月頃からお配りしています、じゃがいもがシワシワなのをご承知していらっしゃるかと思いますが、あれも７月に収穫したのを保存して置いた物です。配送員が気づいて、まずいのではないかと疑問を呈していました。年が明けた頃になりますと表面の見映えが悪くなります。保存の終盤になりますとシワシワ状態になるのです。そういう事を良くご存じの方に言わせますと、そういう風になっても、皮をむくのにちょっと手間がかかるけれど、おいしのよ。という話しになります。

　南北に長い日本列島で、１日で物が移動します。排ガス問題ですとか、エネルギーの事を考えますとそれが、いいことではないのですが。しかしそのことが、商品価値を替えてしまったのです。どうやって作ったか、安心して食べられる物なのか、ということより、形や見映えが良いものが高値がつく仕組みになってしまったのです。地域で出来たものを食べるという在り方を味わってください。

聖護院大根のお詫び

１月３週目にお届け致しました「私のやさい畑」の田中さんの聖護院大根は、雪の影響で傷みがでたのがあります。事前に悪いのはかなり捨てて、良さそうなのを選びましたが、心配ですと、田中さんは言っていたのですが、やはり何人かの方から痛んでいた旨、連絡頂きました。
申しわけありませんでした。せっかく料理をしようと包丁を入れたら、痛んでいたらがっかりですよね。献立変更では、慌ててしまいます。
まだご連絡頂いてない方がいらっしゃいましたら、お手数ですが、請求書で精算しますのでご連絡ください。お詫び致します。

雪の影響

　中山の礒村さんです。雪の後の畑の大切さを多少理解出来るだけに、ただひたすら「ありがたい」と思います。そう言っていただきますと何ともこちらも「ありがたい」と思うのです。小比企の鈴木さんの畑などは、零下８度にも下がります。最低気温ですので、毎日が－８度というわけではありません。それでも－５度や－６度にはなります。土は凍りつき、日が射して土が柔らかくなる午後でないと作物を収穫することが出来ません。午後取ったのを翌日お配りするという事になります。

　皆様のお宅では、雪の被害はありませんでしたか。わが家では、屋根から落下した雪が、電話線を切ってしまいました。同じく車庫の屋根が割れてしまいました。３回続けて降った結果です。前の雪が残っているうちに次々と積もったからです。週末に降ってくれるので、配送の時に心配しなくてよいので助かっています。生産者は大変です。こともなげに野菜を出してくれる生産者を「ありがたい」と思います。

　市場は雪の影響で野菜の品が、減っているようですし、価格も高くなっているようです。